三角形を割った金

ヨーロッパが回復するには、かなりの時間が必要だ。しかし、回復が始まる前に、先ず不景気を通過しなければならない。 -- アート・ホーガン氏(Lazard Capital)

とにかくマーケットは、ヨーロッパのニュースに引き回されている。こんな不安な状況だからこそ、避難場所として投資資金は金を選ぶ、と読んだ人たちもいたが、結果はそれとは反対のブレイクダウンとなってしまった。fundmymutualfund.comは、こう書いている。

金は何故こんな下げ方をしたのだろう、と様々な理由が議論されているが、私にはこれだと断言できるファンダメンタル的な原因は分からない。テクニカル的に見た場合、金は日足チャートに形成されていた三角形を下放れて、警報を発しているということだ。警報といっても、まだ完全な赤信号ではない。現時点では、下には200日移動平均線があり、それに9月と10月の安値も控えている。
最近、三角形を割った例ではS&P500指数がある。小さな三角形だったが、このブレイクダウンで、指数は約8%の下落となった。金チャートの三角形は、S&P500指数のような小型三角形ではなく、かなり大きな物だ。更なるブレイクダウンという可能性があるだけに、引き続き金に注目したい。

それでは、fundmymutualfund.comが指摘している、金専門の上場投信の日足チャートを見てみよう。




1、200日移動平均線: 明らかに上昇し、長期アップトレンドは崩れていない。

2、fundmymutualfund.comが言うように、9月と10月の安値がサポートになる可能性がある。

200日移動平均線割れ以外に、どんな事が起きたら、金は更に大きく崩れるだろうか。週足チャートを見てみよう。




ひょっとしたらAB = CDのパターンでは、と思っている人もいることだろう。大ざっぱに計算すると、Dは145ドル付近になるが、そこまで下げずにBがサポートになってしまうことも考えられる。ということで、B点割れが起きるかどうかに注目したい。


(参照したサイト:Some Caution Now Technically on the Gold (GLD) Trade

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