月足チャートと移動平均線

「いらいらする売り手たち」、と昨日書いたと思ったら、今日のマーケットは早速2%を超える下げとなった。S&P500指数は、200日移動平均線の直ぐ下で、ここ数日間下げ渋っていたから、ブレイクアウトが怖くなって昨日既に買い戻してしまった人たちもいる。何故もう一日待てなかったのか、と後悔するトレーダーがいるのと同様に、ブレイクアウトを期待して買っていた人たちも後悔だ。

200日移動平均線は、長期トレンドを把握する一方法として広く活用されているが、この移動平均線についてテクニカル分析の専門家ジョン・マーフィー氏(StockCharts.com)は、こう語っている。

マーケットが大きなダウントレンドにあるのか、それとも大きなアップトレンドにあるかを決定するために使われるのが200日移動平均線だ。

「大きなダウントレンド」、「大きなアップトレンド」という言葉は、「長期ダウントレンド」、または「長期アップトレンド」と言い換えることもできる。日足チャートを短期、週足チャートを中期と定義すると、月足チャートが長期ということになる。皆さんは月足チャートをお使いになっているだろうか。大ざっぱに長期トレンドをつかむ方法として、月足のこんな使い方がある。





上はS&P500指数の月足チャートだ。移動平均線の数値は12にセットされ、なかなか上手く長期トレンドが示されている。ローソク足が、この移動平均線より上で推移している時はアップトレンド(1,3)。そしてローソク足が、この12月移動平均線より下で推移している時(2,4)はダウントレンドだ。もちろん、円内で分かるようにダマシの動きも起きるが、長期トレンド把握にはなかなか便利な移動平均線だ。

さて現在の位置は4。12月移動平均線より下だ。今のところ、移動平均線はまだ上向きだが、更にマーケットが下がるような事になると、移動平均線も下向きになってしまう。言うまでもなく、買い手の望みは大きなクリスマス・ラリー、そして一気に12月移動平均線の上に返り咲きだ。


(参照したサイト:The 200 Day Moving Average Wins Again

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