アメリカン航空の破綻から何を学ぶ??


やはり倒産か、と思った人たちが多かったようだ。アメリカン航空の親会社、AMRコーポレーションは連邦破産法第11章の適用を申請し、企業再建型倒産の手続きをした。エディ・エルフェンバイン氏(crossingwallstreet.com)は、こんな感想を述べている。

悲しい事実は、航空会社への投資は、極めて悪い結果になってしまうことが多い。あのウォーレン・バフェット氏でさえ、航空会社の投資では損を出している。なぜこうも航空会社は投資に不向きなのだろう。際限なく続く労働組合との戦い、厳しい価格競争、更に規制と自由化の両方が航空業界を傷つける結果となっている。

9月21日になるが、労働組合についてforbes.comは、こう書いている。

アメリカン航空は、航空会社の中で最も生産性が悪い一社に数えられている。ライバル会社は、連邦破産法第11章の適用を申請することで、労組側と効果的に交渉することが可能になった。しかしアメリカン航空の場合は、割高な労組側の要求を飲み続け、経営費の約31%が人件費で占められている。(デルタ航空、ユナイテッド航空の場合は22%から23%。)もしアメリカン航空が連邦破産法第11章の適用を申請し、労組側との話し合いに成功するなら、8億ドルにおよぶコストを節約することができる。

こう聞くと、会社を潰したのは労働組合だ、と結論してしまう人もいると思うが、エルフェンバイン氏が指摘しているように、この業界には問題が多すぎる。

アメリカン航空の企業再建型の倒産が現実となり、これでUSエアウェイズとの合併の可能性が高まった、という見方がある。バジリ・アルコス氏(Morningstar)の意見を抜粋しよう。

この合併はうなずける合併だ。USエアウェイズには低コストな国内線体制があり、アメリカン航空には強い国際線の基盤がある。たとえ合併が実現しなくても、アメリカン航空の倒産は、この業界に好影響となるだろう。会社の生存をかけて、アメリカン航空は積極的に価格競争を展開してきた。しかし今回の倒産で、アメリカン航空は身軽なコスト組織に変身することが可能になり、向こう長期間にわたって航空券価格も上昇していくことだろう。

この倒産から、どんなことを学ぶことができるだろうか。splatf.comは3点指摘しているが、一番最後の3つめを引用しよう。

ライバルがコスト削減に力を入れているなら、あなたもコスト削減に力を入れるべきだ。他社は揃って企業再建型倒産という方法を使って会社を身軽にしたが、アメリカン航空は倒産を拒んだ。お陰でアメリカン航空は、永久に割高なコスト構造から開放されることはなかった。





(情報源:3 things your startup can learn from the American Airlines bankruptcy

AMR Files for Bankruptcy

AMR Could Play Bankruptcy Card To Break Labor Logjam

As We Expected, AMR Succumbs to Bankruptcy


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