見方が正しかった空売り専門ヘッジファンド・マネージャー


ファーストソーラーの株価急落に関するツイートが、午後1時40分頃から続々と出てきた。売り材料は最高経営責任者の辞任だ。



上の10分足チャートで分かるように、突然長いローソク足が形成され(1)、株価は急ピッチな下げとなった。(けっきょく25%の暴落で火曜の取引を終えた。)

さて、ファーストソーラーで思い出すのは、空売りで知られるヘッジファンド・マネージャー、ジム・チェイノス氏だ。今年の春になるが、ヘッジファンド業界の要人が集まったニューヨークの会議で、チェイノス氏はこんなことを語っていた。

風と太陽が、十分なエネルギー源になることは不可能であり、経済的にも効率が悪い。風力は天然ガスより50%割高であり、太陽エネルギーは天然ガスより4倍も割高となる。特に太陽エネルギー業界はモジュール価格の下落、なかなか伸びない設置数、それに中国という強い競争相手が存在する。中国は徹底的にコストを引き下げてくるだろうから、太陽エネルギーは極めて割りの悪いビジネスになるだろう。もし皆さんの中に、暗闇の方へ行ってみようと思われる方がいるなら、ファーストソーラーの空売りをお勧めしたい。
理由は報道されていないから、なぜファーストソーラーの最高経営責任者が突如辞めたのかは分からない。シティ・グループのアナリストは、こんな推測をしている。

ファーストソーラーは工場稼働率が悪化しているため、10%に及ぶ人員削減を実施する可能性がある。 更に、少なくとも2社の重要な顧客がモジュール価格の再交渉を強く要求しているから、場合によっては一株利益に大きな悪影響となることも考えられる。

8月1日、ファーストソーラーの株価は117ドル、そして今日火曜の終値は43ドル27セント。この3カ月で株価は半分以下になってしまったのだが、アナリストの意見は大した変化がない。


資料:Thomson/First Call

3カ月前に強い買いを勧めていたアナリストは12人(1)、そして今月は13人(2)。3カ月前に売りを勧めていたアナリストは0(3)、そして今月は一人だ(4)。言うまでもなく、証券会社のアナリストは、売り推奨を出すのが苦手のようだ。


(情報源:First Solar: Was Jim Chanos Right?

The Science Behind Jim Chanos's Anti-Green Energy Trade

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