株の強い季節がやって来る

10月も今週を残すのみとなり、株の強い6カ月間がやって来る。



上のチャートはInvesTech Researchからのものだが、投資家A(Investor A)と投資家B(Investor B)の過去50年間の成績が示されている。両者ともS&P500指数のインデックスファンドの投資を1万ドルで開始し、払われた配当金は受け取らずに、このファンドを買い足していくというやり方だ。

違いは、投資家Aの場合は、毎年11月1日から4月30日の間だけ投資をする。投資家Bは、毎年5月1日から10月31日までの間だけ投資をする。結果は見てのとおり、極めて大きな差がある。投資家Aの1万ドルは$438,967に増えているが、投資家Bの資金は約2倍の$22,659になっただけだ。極めて単純に結論すれば、米国の株に投資するなら、毎年11月1日から4月30日までの6カ月間だけやれば良いということになる。

月曜のブログで、ジョシュア・ブラウン氏(投資アドバイザー)は、こんなことを指摘している。

誰もがマーケットのラリーに期待している。今年ここまでのファンドマネージャーたちの成績は冴えないだけに、彼らは巻き返しを狙っている筈だから、年末に向けてベータ値(β値)の高い銘柄が大幅に上昇する可能性がある。
注:ベータ値(β値):例えば、ある銘柄のβ値が1.5ということは、市場全体が10%上昇するとその銘柄は15%上昇し、逆に市場全体が10%下落するとその銘柄は15%下落することを意味する。従って、リスク指標とも捉えられ、市場全体が上昇すると判断する場合は、β値の高い銘柄に投資したり、ポートフォリオ全体のβ値を「1」として市場全体と連動させるなどの運用を行う際の銘柄選択に用いられる。(nomura.co.jpから抜粋)

著名ストラテジスト、ジェフ・サウト氏は、年末ラリーの可能性についてこう語っている。

数カ月前、ヨーロッパのファンドマネージャーたちと話す機会があった。彼らに共通して言えることは、米株がポートフォリオを占める割合が低く、15%以上の資金を米株に割り当てているファンドマネージャーは一人もいなかった。(指標となるMSCIワールド指数の約43%は米株で占められている。)同じ様子が米国のファンドマネージャーたちにも見られ、endowment fund(投資ファンド)が米株に割り当てている資金は10%以下だ。言うまでもなく、こんなに低い比率では、endowment fundが目標にしている年間6%から9%のリターンを得ることは無理だ。これから年末にかけて、国債を少し減らして株に資金を回すようなことが起きれば、株は予想以上に上昇することになるだろう。




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