規模が広がる米国のデモ -- 暴動にならないことを望む

「米欧で若年失業・所得格差拡大 デモ激化で社会問題に」、というnikkei.comのヘッドラインで分かるように、一般的に言われる先進国でデモが次々に起きている。例えば、米国の場合はこれだ。

「ウォール街を占拠せよ」デモ、米中間層の支持を集める-「落ちこぼれ」の集まりから発展
「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」というスローガンの下、社会から「落ちこぼれ」た若者を中心に米ニューヨークで始められた抗議デモが、米国民の多数派である中間層の支持を得るようになってきた。
9月17日にウォール街周辺で始まったこの抗議デモは、いまや全米各地に広がりを見せている。米カリフォルニア州のサンフランシスコでは現地時間5日昼、「サンフランシスコを占拠せよ(Occupy San Francisco)」運動の「総会」が行われる予定だ。また米国の首都ワシントンやロサンゼルス、ボストン、シカゴなどでも抗議デモが行われたほか、日本など他国でも抗議デモに賛同するグループが結成されている。(jp.ibtimes.comから抜粋)

「ウォール街を占拠せよ」の様子:




超簡単に結論すれば、2008年の金融危機のとき、政府は膨大な金を使って大手金融機関を救済したのだから、今度は本当に困っている庶民を助けろ、ということになる。米国は9%を超える高失業率が相変わらず続き、経済は回復するどころか、反対に再失速することが懸念されている。こんな状況だから、今日も高給を得て贅沢な暮らしをしているウォール街の人々を苦々しく思う国民は多い筈だ。

「WE ARE THE 99 PERCENT」というサイトがある。「ウォール街を占拠せよ」に同意する人によって作られたサイトのようだが、失業した、職が見つからない、住宅ローンを払えない、といった投稿記事で溢れている。(この「WE ARE THE 99 PERCENT」というタイトルは、ほんの一握りである1%の人々は何不自由ない暮らしを楽しんでいるが、99%は苦しんでいるということを強調したもののようだ。)

投稿されている写真を2、3見てみよう。




私は2歳です。カイザー社に健康保険をキャンセルされてしまいました。私は99%です。(私も99%の一人です。)




私たち中産階級こそ「大きすぎて潰すわけにはいかない」ではないでしょうか?私も99%の一人です。(このメッセージの裏には、金融危機でバンク・オブ・アメリカ、AIGなどの大手金融機関が破綻しそうになったとき、こんな巨大な企業を倒産させては大変だとばかりに政府は救済資金を用意した背景がある。)

今度は私達を助けてほしい。もう二度と金持ちを助ける必要はない。正に庶民の怒りが爆発し始めたアメリカだ。暴動にならないことを祈る。


(情報源:米欧で若年失業・所得格差拡大 デモ激化で社会問題に

「ウォール街を占拠せよ」デモ、米中間層の支持を集める-「落ちこぼれ」の集まりから発展

WE ARE THE 99 PERCENT

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