支払い能力はあるが住宅ローンは払わない

CNNマネーにこういう極めて目立つヘッドラインがあった。

5 YEARS, NO HOME PAYMENTS

5年間、住宅ローンを払っていないという意味になるが、記事を読んでみると、フロリダ在住のシーガルさんは5年間も住宅ローンを払っていないのに、相変わらず追い出されることなく同じ家に住んでいる。ベッドルームの数は五つというから結構大きな家だ。

更に、フロリダ在住のリンさんは3年間、そしてカリフォルニア在住の俳優は30カ月もローンの支払いを怠っているが、今日も同じ家に住み続けているという例もあげられていた。

レポートによれば、現在アメリカには420万人に及ぶ人たちが深刻な住宅ローン滞納状態になっている。この420万人中、三分の二は少なくとも1年間ローンの支払いを行っておらず、ほぼ三分の一の人たちは2年以上支払いを行っていない。

支払いを怠ったからといって、そう直ぐに家から追い出されることはないようだ。特に住宅市場が低迷しているフロリダ州では、実際に家が差し押さえとなるには平均で807日かかる。(全米の平均は565日)

失業、大幅な減俸などが原因となって家の支払いができなくなってしまうということをよく聞くが、こんな報道もある。

住宅市場のスランプが相変わらず続き、意図的に住宅ローンを払わない人たちが増えている。専門家の話によれば、現在差し押さえになっている住宅の20%は、支払能力があるにもかかわらず意図的に支払いをストップした人たちによるものだ。支払いを意図的に止めた理由は、住宅市場の低迷で住宅価格が大きく下がり、現在の価格で家を売っても全く意味がないからだ。

こんな相談を見つけた。最初の部分だけ抜粋しよう。

質問: 大勢の人たちがそうであるように、住宅の値段が大きく下がってしまい、住宅ローンの方が現在の家の価値より高い状態になってしまいました。このまま住宅ローンを払い続けるべきでしょうか、それとも支払いを止めるべきでしょうか?

回答: 道徳的な回答ではなく、金融的な回答を求めておられると思いますが、先ずこれを指摘したいと思います。あなたは銀行から提示された条件を確認し、住宅ローンに合意しました。あなたには、毎月の支払いの責任があります。住宅ローンの書類にサインしたのはあなたであり、銀行はあなたを強制して書類に無理やりサインさせた訳ではありません。もし住宅市場が今日も順調であり、そしてあなたの住宅も満足な値上がりをしているなら、あなたはこんな質問をしなかったことでしょう。

マイケル・デービッド・ホワイト氏(HousingStory.net)が、こんなことを書いていた。

機関投資家が不動産投資に失敗すると、さっさとローンの支払いを止めてしまうが、個人が同じことをやろうとすると、ことはそう簡単に進まない。 しかし、もうたくさんだとばかりに、住宅の支払いをストップする人々が増えている。

米国住宅市場、先はまだまだ暗そうだ。






(情報源: 5 YEARS, NO HOME PAYMENTS

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