マーク・ファーバー氏 -- オバマ氏はダメな大統領だが再選されると思う

insidermonkey.comがマーク・ファーバー氏をインタビューした。少し抜粋してみよう。

(マーク・ファーバー: スイス連邦チューリッヒ出身の投資アナリスト・投資アドバイザー。Marc Faber Limitedの創業者・社長(Managing Director)。現在はタイ王国在住。1987年のニューヨーク株式市場の暴落を予見・警告していたことで有名になった。 --- ウィキペディアから)

insidermonkey.com: オバマ大統領について 

ファーバー: 米国史上最悪の大統領だ。大統領は、色々な事を約束したが、けっきょく何も起きていない。大統領のお陰で地政学的状況は不安になり、経済は更に悪化した。 
insidermonkey.com: 大統領は、まず最初に手がけるべきことをしていないということですか? 
ファーバー: そのとおり。大統領は優先させるべきことを優先していない。大統領は米国の競争力を高めることに力を入れなければならない。しかし、オバマ大統領の財政政策は政府の影響力を拡大させ、そのため民間セクターの成長に悪影響となっている。私の友人が語っていたが、政府は税金と更なる規制で人々苦しめている。これでは繁栄は望めない。 
insidermonkey.com: 次期政権に、どのようなアドバイスをしますか?
ファーバー: 私はオバマ大統領は再選されると思う。米国には独裁政治のようなものが存在している。今日の米国は、政府からの施し物を得る人の数が、多くの税金を収める人の数を上回っている状態だ。施し物を求める人々は大きな投票源だ。


とこんな感じでインタビューが進んでいくのだが、今日のアメリカは、ファーバー氏が言うように弱さが目立つ。施し物という言葉をファーバー氏は使っているが、今日のアメリカには政府からの援助が無くなってしまえば、来月から暮らしに困ってしまう人たちが多数存在する。フードスタンプ(食料配給券)、メディケア(高齢者向け医療保険制度)、失業保険、そして社会保障制度による給付金、と様々な政府からの援助が存在する。相変わらず弱い米国経済の回復を考えれば、これらの援助は、ますます重要になっていくような気がする。

下のチャートを見てほしい。


(グラフ:NYタイムズから)

米国の失業率は9.1%だが、上のグラフには、平均的な失業期間の推移が示されている。1948年以来、長くても失業期間は15週間から20週間だったが、今日の平均は39.7週間に跳ね上がっている。言い換えれば、9ヶ月以上も職が見つからないのだから、これでは政府の援助がなければやっていけない。こんな状態だから庶民は腹が立つ。「私たちがこんなに困っているのに、政府は国民の金をつかって、金融危機の犯人である銀行や証券会社を助けてしまった。銀行の経営者たちは今日も高給を得て、毎日快適に暮らしている。」

というわけで、今日のアメリカは労働組合の活動が活発になったと思う。これだけパッとしない経済状態だけに、言うまでもなく、労働組合には絶好のチャンスが到来している。労働組合は庶民の味方だ。労働組合に反対する者はアメリカの敵だ。そんな時代が近々訪れるような気がする。


(情報源: Average Length of Unemployment at All-Time High

Marc Faber Interview: Here is What Faber is Bullish About)

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