なぜジョージ・ソロス氏は金専門の上場投信を売ったのだろう?

ジョージ・ソロス氏が金を売っていた、ということは既に何度も報道されているが、数字を実際に見てみると驚いてしまう。ウォールストリート・ジャーナルによると、氏のファンドが保有するSPDR Gold Trust(金専門の上場投信)は470万株減って、残りは49400株のみとなっている(3月31日時点)。正に、持ち株を全て売ってしまったという状態だが、私たち個人投資家も金を手放すべきだろうか?zerohedge.comは、こう書いている。

ソロス氏がSPDR Gold Trustを売ったということは、多数の報道機関に取り上げられた。ソロス氏に近い人の話によれば、ソロス氏がそもそも金に投資した理由はデフレ対策のためだったという。
ソロス氏はSPDR Gold Trustを現に手放したわけだから、これからはデフレではなくインフレの方が心配になるということになる。もしそうであるなら、この段階で金専門の上場投信を売ってしまうという行動が解せない。更に氏は、ユーロとドルの将来にも大きな疑問を感じている。しかしSPDR Gold Trustを売ってしまった。
もちろん、金の上場投信を売ったのはソロス氏だけではなく、デービッド・アインホーン氏(ヘッジファンド・マネージャー)の前例がある。しかしアインホーン氏は上場投信を売った後、その売った資金で金の現物を買ったから、ひょっとするとソロス氏も同様な事をするつもりかもしれない。実際の金塊に投資するなら、わざわざ米証券取引委員会に報告する必要は無いから、ソロス氏は投資家たちに気付かれずに金塊を集めることができる。

デービッド・アインホーン氏が、なぜSPDR Gold Trustを売って金の現物に乗り換えたかを調べてみると、理由の一つとしてアインホーン氏はこんなことを書いていた。

徹底的に調査した結果、SPDR Gold Trustを売って、金の現物に乗り換えることを決めた。金の現物には保管料が必要になるが、現在SPDR Gold Trustに払っている手数料と比較すると、金の現物を買った方がコストが割安になる。

なるほど、言うまでもなく推測だが、同じことがソロス氏にもあてはまるような気がする。





(情報源: Soros Sells Gold ETF While Paulson Buys 

Soros Fund Cuts Gold

Einhorn Sells Gold ETF, Buys Physical Gold

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