穀物輸入に忙しい中国

米農務省のデータによれば、2010年、中国が米国から輸入した穀物の総量は6000万トンだった。一口に6000万トンと言われても、具体的にこれがどれほどの量なのかは全く想像がつかないが、トニー・サガミ氏は投資の好チャンスだと言う。氏の話を要約してみよう。

穀物と聞くと、一般的に小麦のことだと思われているが、穀物には小麦の他に大麦、ソルガム、米、トウモロコシ、そして大豆が含まれる。
去年、中国の穀物輸入量の6000万トンは史上最高であり、この6000万トン中の5480万トンは大豆だった。そして、この5480万トンという数値は、全世界で生産された大豆のほぼ60%に相当する。これらの大豆は、豆腐や醤油の材料になると思われるかもしれないが、ほとんどが家畜の飼料として輸入されている。
リスが冬に備えるように、中国は食糧難を避けるために、着実に穀物の貯蔵量を増やし続けている。政府からの発表によれば、現在中国が貯蔵する穀物量は2億トンにのぼる。3月17日の最新週間データによると、この一週間だけで中国は更に11万6000トンの穀物を米国から輸入した。一週間で、中国がこれほど穀物を輸入したのは、2005年7月以来初めてだ。
これだけ膨大な穀物を輸入する中国だが、2010年、中国は国内で1億1510万トンの穀物を生産した。しかし、農地が次々と住宅、工場、オフィスビル用に変わっていく今日、中国国内だけで生産される穀物だけに頼るのは難しくなっている。現在、中国は95%の穀物を国内で生産できるが、これからは輸入が更に増えることだろう。

というわけでサガミ氏は、次の穀物関連の上場投信を勧めている。


・PowerShares DB Agriculture (DBA) 
・iPath Dow Jones UBS Grains Total Return (JJG) 
・ELEMENTS MLCX Grains Index (GRU) 
・Elements Rogers Intl Commodity Agriculture (RJA)  
・iPath Dow Jones UBS Agriculture Total Return Sub-index (JJA) 
・Market Vectors Agribusiness (MOO) 


トニー・サガミ氏


(情報源:Three Ways To Gain From Grains

コメント