嬉しくない原油価格の上昇

マーケットクラブのオンライン意見調査:

質問: 向こう3ヶ月間で、原油価格はどこまで上昇すると思いますか?

回答:

・ 天井知らず、果てしなく上昇していくと思う  160票(8%)

・ 1バレル200ドル  235票(12%)

・ 1バレル150ドル  625票(33%)

・ 1バレル120ドル  866票(47%)

総回答数: 1886 (現在の原油価格は104ドル73セント)

混乱の続くリビア、今週に反政府デモを控えたサウジアラビア、といった状況を反映して原油は2年半ぶりの高値に達した。お陰でガソリンの値段も毎日のように上がり、消費者には頭の痛い話だ。

アメリカの州で、最もガソリンが高い州と言えばハワイだった。しかし、最近カリフォルニア州のガソリン価格が急ピッチに上昇し、ハワイの値段を追い抜いてしまった。AAAの発表によると、カリフォルニアの平均ガソリン価格は1ガロン3ドル90セント(1リットル85円)になり、ハワイの価格を2セント上回る。

ここで、高騰する原油が、いかに米国の経済回復に悪影響を与えるかを見てみよう。

・ 減退する個人消費: ガソリン代などのエネルギー費に回す金が増え、他の物を買う余裕がなくなってしまう。

・ 個人消費が弱れば企業の売上も減り、結果的に企業は新規雇用に消極的になる。

・ 相変わらず回復が遅れる米住宅市場だが、ここで原油価格が大きく上昇すると、更に住宅市場の回復が遅れてしまう。

・ ソブリン債問題を抱えるヨーロッパにとって、ここでの原油高は痛い。

・ 原油高は航空券の値上がりに結びつき、旅行業界が打撃を受ける。

・ 燃料費の上昇は運送料金の値上がりとなり、米国からの輸出減少となる。

・ ガソリンの大きな値上がりは消費者信頼感を下げ、消費者たちは米国経済の将来について悲観的になる。消費者が悲観的では個人支出が下がり、企業も雇用に積極的になれない。

・ 原油の上昇はインフレを呼び、FRBは金利引き上げを余儀なくされる。まだ完全に経済は回復していないだけに、この段階での金利引き上げは上向きになり始めた経済をストップさせてしまう。





(情報源: California overtakes Honolulu on gas prices

How high do you think oil is going to go?

10 Ways Rising Oil Prices Endanger the U.S. Recovery

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