注目の3月11日が迫るサウジアラビア

リビアの政府軍は4日、反体制派の拠点を猛攻撃し、首都トリポリの西約40キロのザウィヤを奪い返した模様だ。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、この戦闘で「死者50人、負傷者300人以上に達した」とする目撃者の話を伝えた。(asahi.comから抜粋)

カダフィ大佐、そう簡単に諦める様子はない。米ABCテレビのインタビューで、「リビア国民は私を愛しており、彼らは私を守るために命を捨てる覚悟がある」、と語っていただけに死ぬまで大佐の地位を捨てることはないだろう。(古い本だが、落合信彦氏が書いた「砂漠の狂信者」、という本を思い出した。)

気になるのは、反政府デモが計画されているサウジアラビアだ。政府側は、失業者の経済的援助、公的機関で働く人々の給料値上げなどを発表してデモを防ごうとしているが、これがはたして功を奏するかは分からない。ジョシュア・ブラウン氏(thereformedbroker.com)が、投資家が頭に入れておくべきサウジアラビア情勢を指摘しているので、早速いくつか見てみることにしよう。

・デモは、3月11日と3月20日の2回が計画されている。(デモの呼びかけにはFacebookが利用された。) 
・エジプト、リビアでのデモは熱狂的な反政府運動になったが、サウジアラビアの場合は平穏なものになる可能性がある。おそらく17000人ほどのFacebookメンバーが集まり、政府高官は国民による選挙で選ぶべきだ、ということを訴えることになるだろう。 
・政府側は、370億ドルに相当する経済的援助を既に発表している。 
・60%のサウジアラビアの人口は30歳未満で占められ、政府の発表によればサウジアラビアの失業率は11%。もちろん、この数値の信憑性を疑問視する人も多い。 
・サウジアラビアの一日の原油生産量は800万バーレルに及び、これは世界で消費される約10%に相当する。 
・来週金曜にデモを控え、商品市場では、原油は約3年ぶりに1バレル100ドルを突破した。 
・平穏なデモが予定されているが、Facebookメンバーの一人が既に射殺されている。

下は、原油に投資をしている上場投資証券(ETN)、iPath S&P GSCI Crude Oil TR Index ETN (OIL)の週足チャートだ。




2年に及ぶ横ばい状態だったが、いよいよブレイクアウトが起きそうな様相だ。


(情報源:リビア政府軍、反体制派の拠点攻撃 市民多数巻き添えか

Preview: Next Week’s Saudi ‘Day of Rage’

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