動揺する投資家 --- 火曜のコメントから

・ 現在投資家たちを襲っているのは未知の恐怖だ。中東で広がる政治的な混乱の深刻さを適切に把握することは難しく、向こう数週間で、いったいどこまで原油価格が上昇するかも分からない。--- マイケル・シェルドン氏(RDM Financial Group) (混乱するリビア情勢を背景に、火曜の米国株式市場は今年最大の下げとなった。S&P500指数はマイナス2.05%。)

・ 言うまでもなく、跳ね上がった原油価格が投資家たちを動揺させた。牛乳の値段の上昇は米国消費者に嬉しくないニュースだが、米国の酪農業者の利益は上がる。原油の上昇は米国消費者の家計に痛手を与え、イランの大統領が儲けを手に入れる。--- デイビッド・ケリー氏(JPMorgan Funds)




上は、「恐怖指数」の異名で知られるボラティリティ指数の日足チャートだ。簡単に説明すると、マーケットが順調に上昇し投資家たちが安心している時は、この指数は下がる。しかし今回のように、マーケットに不安な材料が広がると、この指数は上昇する。見てのとおり、ローソク足はボリンジャー・バンドの上限バンドを大きく突き破り、投資家たちの動揺ぶりが顕著に表れている。


・ 米国株式市場も新興市場を追って下げに転じることだろう。暗い新興市場の見通しを考慮すれば、私たちは米国の株式市場に対して楽観的な見方をすることはできない。50%以上の米国企業の利益は新興市場の国々に頼っているという現状がある。 --- マーク・ファーバー氏(gloomboomdoom.com)

・ 状況は一転した。エジプトと違い、リビアとバーレーンは原油価格に大きな影響を与える。 現状を考慮すると、ここからの買いは得策ではない。株式市場は上昇が続いていただけに、こんな不安な状況では、大量な利食いの売りが更に出てくることだろう。--- ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)

・ 世界の情勢を抜きにして、テクニカル的な立場からマーケットを分析すると、マーケットは向こう3週間から6週間にわたって横ばいになりそうだ。 --- カーター・ウォース氏(Oppenheimer Asset Management)

下はS&P500指数の日足チャート。




長い陰線(1)だが、なんとか今のところ上昇する20日移動平均線に支えられている。前回(2)長い陰線ができた時は、早速翌日から回復しているが、はたして今回も同様な動きとなるかに注目だ。


(情報源:Faber: US Stocks are Expensive, Oil is Cheap

Cramer's 'Mad Money' Recap: Taking Profits

U.S. stocks thrown hard by Libyan unrest

コメント