ゴールド--- ブレイクアウトが先、それとも下げが先

アメリカの終焉について話そう。ここで言う終焉というのは、国家としてのアメリカが崩壊するという事ではなく、世界の準備通貨として君臨してきたドルの時代が終わるという意味だ。そんな事が起きるわけはない、という人が相変わらず多いがドルの破綻は避けることはできない。

上はS&Aダイジェストからの抜粋だが、これを読んで思い出したのが、月曜に発表されたラリー・エーデルソン氏のコラムだ。ご存知のように、アメリカは安すぎる人民元を非難し、中国からの輸入品に報復関税を課すべきだという声が高まっている。(米下院では既に対中制裁法案が可決している。)

エーデルソン氏は、結果的に人民元は切り上げられるが、これが実施されるためにはアメリカは二つの条件を呑む必要があると言う。

1、大量な金(ゴールド): ロンドン、スイス市場で中国は金を買い続けているが、いまだに必要とする量の金が集まらない。この不足分を補うために、米政府は中国のためにNY市場での金調達の便宜をはかることだろう。中国は、もし人民元が世界の主要通貨になった場合、大量に金を保有しておくことで、人民元の市場での乱高下を避けることができると読んでいる。
2、中国のレアアース市場独占の継続: 中国にレアアース市場を独占させることは、米国にとって全く有利にならない。しかし、この状況の継続に同意することで人民元切上げが実現し、その結果更なるドル安も実現する。

S&Aダイジェストの話に戻ろう。なぜドルの破綻を避けることはできないのだろうか?

・ 膨大な赤字。税金を倍にする、などといった方法を使って簡単に埋めることのできる額ではない。所得税として連邦政府に入る税収入は年間9000億ドル、法人税は2000億ドル。連邦政府の年間出費は3兆5000億ドルだから、税金を2倍にしても出費をまかなうことはできない。
・ 外国政府は、米国債買いに対して極めて消極的になる。ある日突然やって来るといった形で、米政府は期待するような価格で、米国債を売ることが出来なくなる。
・ ドルだけではない。ユーロ、円、世界の主要法定不換紙幣も破綻する。過去10年間、金価格は上昇を続けている。紙幣を信用できなくなった投資家が金を買っているわけだが、このトレンドは、まだ当分続く。米国のように膨大な赤字を抱える日本とユーロ圏は、紙幣に最低限の価値を保証することなどできない。

ここで金の日足チャートを見てみよう。




4つのレベルに注目したい。

1、1425ドル付近に走るレジスタンスライン。

2、目先のサポートレベル(1350ドル付近)。

3、その次のサポートは1320ドル付近。

4、200日移動平均線。右上がりで分かるように、長期トレンドはアップトレンドだ。

私個人的には、200日移動平均線あたりまで下げたところで買ってみたいと思っている。


(情報源:China’s currency, from the front lines …

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