クリスマスのプレゼントは株?

クリスマス・プレゼントとして株を子どもに贈る、という話を聞いたことがある。もし私が子どもなら、株などよりオモチャの機関銃が欲しい。例えば、1998年に、5歳の男の子に次の株を贈ったとしよう。

・アップル:10ドル23セント(1998年12月) 319ドル64セント(現在)31倍

・マイクロソフト:34ドル67セント(1998年12月) 27ドル7セント(現在)マイナス20%

・ディズニー:30ドル(1998年12月) 36ドル69セント(現在)1.2倍

・インテル:29ドル64セント(1998年12月) 21ドル77セント(現在)マイナス26%

・GE:34ドル(1996年12月) 17ドル13セント(現在)マイナス49%

・シティバンク:23ドル81セント(1996年12月) 4ドル70セント(現在)マイナス80%

アップルを受け取った子どもは万々歳だが、シティバンクをプレゼントされた子どもの口座残高は大きく減っている。言うまでもなく、5年、10年と先を見越して、適切な銘柄を選ぶことは難しい。では、どうしたらよいだろうか。ジョッシュ・ブラウン氏(Fusion Analytics)は、こんな提案をしている。

子どもにプレゼントするなら、ETF(上場投信)を利用して、ラッセル2000指数(小型株指数)を贈ることが無難だ。もし90年代の後半にラッセル2000指数を買っていれば、今日現在の利益は60%から80%になる。もちろん、90年代には該当するETFがなかった。しかし今日のマーケットには、iShares Russell 2000 (IWM)というラッセル2000指数に連動するETFがある。

iShares Russell 2000 (IWM)が登場したのは2000年の5月22日。2000年と言えばインターネット株バブル、マーケットがピークに達した年だ。二つのチャートを見比べてみよう。




上は、S&P500指数(大型株指数 )に連動するETFとして有名な、SPDR S&P 500 (SPY)の長期チャートだ。赤い線は2000年のピークを示し、円で分かるように、現在の位置は赤い線より下だ。iShares Russell 2000 (IWM)に移ろう。




現在の位置は、2000年の天井から約50%上にある。両ETFとも、金融危機の前に記録した2007年の高値には、まだ達していない。しかし見てのとおり、この高値を目前にしているのは、小型株指数に連動するiShares Russell 2000 (IWM)だ。

安全を求めて、多くの投資家は大型優良株を選ぶ。特に景気が低迷する場面では、たしかに財力のある大型企業のほうが安心だ。しかし成長率を考慮すると、ジョッシュ・ブラウン氏が言うように、投資資金の一部を小型株に回しておきたい。


(情報源:A Gift Idea to Pass on to Clients

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