ドルはあとどれくらい下げる? --- 投資アドバイザーへの質問

下記はラリー・エーデルソン氏(Real Wealth Report)にあてられた読者からの質問です。

質問: 綿、砂糖、そして他の商品が大きく上昇しています。多くの人たちから、「商品はバブルだ」という意見を聞きますが、どう思われますか?
回答: 短期的に見た場合、商品市場は買われすぎですから、一時的な調整があることでしょう。しかし、長期的な商品市場のブルマーケットは、まだ終わっていません。需給関係のアンバランス、それにドル紙幣を刷り続ける連銀を考えれば、商品の価格はまだまだ大幅上昇が期待できます。
質問: 先日のニュース番組で、バーナンキ議長は、インフレを心配していないと答えました。必要があれば、連銀は即刻利上げを実施できるから、インフレに適切に対応できるといった話だったと思います。ということはバーナンキ議長が言うように、私たちもインフレを心配する必要はないのでしょうか?
回答: 現実はそう簡単ではありません。少し違った見方をしてください。いくつか例をあげましょう。
・2000年のインターネット・バブル、そして2008年の住宅市場バブルはインフレのサインでしたが、連銀はそう解釈していませんでした。こんな連銀が、次のインフレに適切に対応できるでしょうか?私は無理だと思います。
・更に連銀は、それらのバブルを認めることができなかっただけでなく、バブルが崩壊することも予測できませんでした。
・既に連銀は2兆7000億ドルにのぼるドルを市場に注入しました。この溢れるドルを吸い上げるためには、いったいどの程度の金融引き締めが必要になるでしょうか。この答えは連銀自身にも分かっていません。多くの人たちは連銀は経済をコントロールすることができると思っているようですが、もしそれが真実なら、金融危機が起きることはなかったでしょう。
質問: 消費者物価指数を見る限り、私たちはインフレを心配する必要はないと思うのですが?
回答: 消費者物価指数ほど政府によって操作されているものはありません。この指数では正確にインフレを測定することはできません。
質問: ドルはあとどれくらい下げるでしょうか?
回答: 先ず、ドルがゼロになることはありません。短期的に見た場合ですが、ユーロ圏の問題を考えると、2011年の前半はドルが買われると思います。長期的に見た場合は、ドル指数は更に50%ほど下げることでしょう。 


ラリー・エーデルソン氏



(情報源:Year-end Signals, Plus More Questions and Answers!

コメント