金はアップトレンド、ダウントレンド、それとも横ばい状態?

過去30年間のチャートには、金価格の大きな上昇が見られ、まさにバブルといった様相だ。10年間だけを見ると金はバブルの初期段階、しかし過去2年、5年といった期間だけなら金価格はバブルではない。どの見方が適切なのだろう?あなたの意見と一致するチャートが正しいのだろうか。

上はmarketwatch.comで見つけた読者の書き込みだ。長期、中期、短期からみた意見が示され面白い書き込みだと思った。これと似た質問はこれだ。「金はアップトレンドだろうか、ダウントレンドだろうか、それとも横ばいだろうか?」答えは3つとも正しい。言い換えれば、あなたがどのタイムフレームを使うかでトレンドも変わってくる。金に投資をしている上場投信、SPDR Gold Shares (GLD)の週足チャートから見てみよう。



上昇するトレンドラインで分かるようにトレンドは明確な上げ基調だ。このチャートを見ながら投資している人は、今のところ金を売ることはない。下は日足チャートだ。




平行する二本の線が示すように、金は10月から横ばい状態だ。「投資苑」というアレキサンダー・エルダー氏が書いた本をお読みになったことがあるだろうか。氏はトレンドに従うトレード方法として、「3段階スクリーン・トレーディング・システム」というものを紹介している。もしこのトレーディング・システムを使うと、長期チャートがアップトレンドなら買いだけを考慮するわけだから、上の日足チャートに記した1の部分で空売ることはない。




上は60分足チャートだ。下降するトレンドラインで分かるように、このタイムフレームでは明らかなダウントレンドだから、Aの部分で空売った人もいることだろう。 繰り返しになるが、長期チャートだけを見ている人には、ここで空売るということはありえない。

長期、中期、短期トレンドを大波、中波、小波といった言葉に置き換えてこう説明する人たちがいる。「小波は中波に飲み込まれ、最終的に中波は大波に飲み込まれてしまう。だからトレードをする場合は大波に逆らってはいけない。」もっともな意見だが、ラギー・ホーナーという為替トレーダーが、こんなことをチャットルームで語っている。

私は30分、60分、180分、240分、そして日足チャートを見ています。と言っても、60分チャートに現れたパターンが正しいかどうかを180分チャートで確かめる、といったチャートの使い方はしません。それぞれのタイムフレームには独特のパターンがあり、トレードシグナルの確認は、そのタイムフレームだけから得るべきです。長期トレンドが上げなら買いだけを考慮する、と言う人たちがいますが、私はその考え方に賛成しません。トレンドが変化するのは短期タイムフレームから始まり、長期タイムフレームからではありません。


ラギー・ホーナー氏



(情報源:A golden year end?

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