2011年の投資テーマ  その2 --- (警戒論)

前回とは正反対に、今回は2011年の悲観的な相場予想を見てみよう。下はpragcap.comに掲載された、デイビッド・ローゼンバーグ氏(Gluskin Sheffのエコノミスト)の意見。

・S&P500指数のターゲットは1350、そして米国GDPの成長率は4%、とアナリストたちは楽観的すぎる。皆が安心しきった状態だけに、こんな時ほど注意が必要だ。株は、まだ極めて割高なレベルに達していないが、マーケットは経済と企業利益回復の材料を既に織り込んでいる。
・2011年、米国のGDP成長率は2%になり、ほぼ3%だった2010年のペースを下回る。景気の二番底入りはないが、成長率は、かなりゆっくりしたものとなる。
・ヨーロッパのソブリン債問題は解決しない。米国州政府の赤字問題も好転しない。中国の金融引き締め政策が不安材料となり、マーケットは乱高下する。
・米ドルの上昇。特に、円とユーロに対してドル高傾向が見られるようになる。
・インフレに対抗するため、新興市場諸国は金融引き締めを行い、これは株式市場に悪影響となる。中国の上げ相場が既に終わった可能性がある。
・商品価格の大幅上昇が最近顕著だが、中期的に見た場合、米国にとって問題なのはインフレではなくデフレだ。
・米国の住宅価格が更に下落しそうだ。現に、住宅価格の再下落の兆しが見え始めているが、多くの人たちはこの事実を無視している。


次にキング・ワールドニュースを見てみよう。


kingworldnews

これは、インベスターズ・インテリジェンスから発表された、極めて重要な過去10年間の強気/弱気調査だ。(上半分がS&P500指数、下半分が強気/弱気。)見てのとおり、強気/弱気の数値は、危険信号である40%ゾーンに迫っている。前回この数値が40%を超えたのは2007年の10月。ここが起点になり、マーケットは大幅下落だ。



(情報源:ROSENBERG’S 10 THEMES FOR 2011

Investors Intelligence - Important Bull/Bear Chart Watch Out!

コメント