ゆっくりと好転する米国雇用状況、強気になった個人投資家

「一般的に言えることは、企業の経営者たちは米国経済の回復が本物である、という確信を持ち始めている。とにかく削るだけ削ったという状況だったから、技能を持つ人たちの雇用が急ピッチに進むことだろう。」 --- バーナード・バウモル氏(Economic Outlook Group)

ADP社の発表によると、11月の米国民間企業の雇用者数は9万3000人増となり、これで10ヶ月連続の伸びとなった。(経済学者たちの予想は+5万8000人だった。)ジョエル・プラッカン氏(Macroeconomic Advisers)は、「景気の後退による雇用状況の悪化は終わり、最悪な状況は、たしかに過去のものとなったようだ」、と語っている。

世論調査で知られるギャラップ社のホームページに、こんなヘッドラインがあった。「11月の米国失業率は8.8%に減少」下が記事の要点だ。

10月末9.4%だった失業率(季節調整無し)は、11月末8.8%に下がり、今年度最低のレベルが記録された。政府から季節調整されたデータが金曜に発表されるが、この数値にも失業率の低下が見られることだろう。

ゆっくりと雇用状況が好転しているようだが、投資心理の方は極めて良くなっている。


チャート:pragcap.comから

上のチャートは、個人投資家たちの資金が、どのように株、債券、現金に割り当てられているかが示されている。株(1)と現金(2)に注目してほしい。11月、株がポートフォリオを占める割合は62.3%になり、11ヶ月ぶりの高水準に達した。(歴史的平均値は60%) 現金がポートフォリオを占める比率は15.9%になり、これは2000年3月以来最低のレベルだ。(歴史的平均値は25%)

個人投資家たちが強気になった様子は、プット/コール・レシオ指数によく表れている。




この指数は、投資家が弱気な時は高レベルに達し、その反対の場合は低レベルに下がる。見ての通り、現在の低レベルで分かるように、個人投資家たちはかなり強気だ。言い換えれば、そろそろ利食われる可能性があるわけだから、今ここで買わないで、この指数が高レベルに跳ね上がるのを待っている人も多いことだろう。



(情報源: Are jobs coming back? Signs point to yes

Gallup Finds Unemployment Down to 8.8% in November

Private-sector job growth biggest in 3 years

AAII: SMALL INVESTORS POURING INTO STOCKS

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