2010年、商品市場は大きな上昇を展開した。はたして、商品の上げ相場は来年も続くだろうか、と心配するトレーダーたちもいるが、中国を考慮すればそんな心配は無用だ。中国の経済は10%のペースで成長し、原油、砂糖、大豆、とありとあらゆる商品を必要としている。キャピタル・エコノミクス社によれば、たとえある程度中国の経済成長が減速したとしても、商品の需要は増え続ける。--- (uncommonwisdomdaily.com) 正に中国は巨大な経済パワーといったところだが、ウォールストリート・チートシートは、中国に関するこんなデータを紹介している。 ・中国のGDPは世界第2位だが、国民一人あたりに換算すると、中国は91番目に貧しい国家だ。ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国の方が裕福だ。 ・85%の人工クリスマスツリーは中国製。80%のオモチャも中国製。 ・中国では、毎秒5万本のタバコが消費される。 ・中国で飼育されるブタの数は世界最高。その数は世界43カ国の総飼育数を上回る。 ・中国には6400万件の空家がある。 ・世界最大のショッピングセンターが中国に建設されたが中は99%空っぽ。 ・中国で処刑される人の数は他の国々の全処刑者数の3倍。 ・中国株に投資することは中国政府を支援するのと同じこと。上海に上場されるトップ10の企業中、8社は政府の企業だ。 (情報源: Commodities Top China’s Xmas List 17 Facts About China That Will Blow Your Mind )
11月の輸出上昇、という記事があったので読んでみると、これは中国のことではなく米国の話だった。抜粋してみよう。 下のグラフには、ロサンゼルスから出港する貨物船数と入港する貨物船数が示されている。もちろん、船には何が積まれ荷物の価値がどれほどあるかは分からない。しかし、貨物船の出入り状況を見ることで、米国貿易の様子をある程度把握することができる。(米国に訪れる40%の貨物船はロサンゼルスに入港する。) 青は入港した貨物船数、赤が出港した貨物船数を示す。(グラフ:calculatedriskblog.com) 強い季節的要素もあるが、11月にロサンゼルスに入港した貨物船数は前年度同時期を約15%上回った。出港した貨物船数は、夏の低迷の後ここ2カ月間で大きく伸び、11月の数値は前年度同時期を19%上回った。 ということで、11月の対中貿易赤字はやや減ったことだろう。 輸出が増えているなら、これは米国にとって良い話だと思ったのだが、ゼロヘッジ・ドット・コムにはこんな記事が載っていた。 中国の貨物船はスピードを風と同じ速度に落とせと命じられている。理由は、米国輸入品の需要が大幅に減ったためだ。この秋、在庫量は順調に増えていたが、経済回復はこれで終わったのだろうか?下のチャートは、貨物船の平均スピードを示したものだ。強気な人たちは要注意だ。 ゼロヘッジ・ドット・コムから 貨物船の速度はゆっくり、はたして経済も再減速するのだろうか??? (情報源: LA Port Traffic in November: Exports Increase Must See: Nordea's Chart Of The Week - Collapsing US Import Demand )
(情報源: Lumber Moves Higher Along with Other Commodities S&P 500's Most Overbought Close in More Than a Year Weak Breadth Under 35: Living with Parents vs. Homeownership rate )
(マーク・ハルバート氏のコラムから) この時期になると、「サンタクロース・ラリー」という言葉をよく聞く。しかし、このサンタクロース・ラリーとは、いったい何なのだろうか。考えられる定義を三つ挙げてみた。 1、12月中のある時点で、株式市場はラリーを展開する。 2、12月全体を通してマーケットは強い。 3、株式市場は、12月25日のクリスマス頃から新年にかけて強いラリーを展開する。 ダウ指数が登場した1896年までさかのぼって、さっそく調べてみた。 先ず1番の結果。12月中のどこかで、マーケットはたしかに上昇ラリーを展開しているが、言うまでもなくこの定義は馬鹿げている。同様なことは12月以外の月にも該当する。 では、12月は全体的に強くなる傾向があるだろうか。1896年以来、12月のダウ指数の平均伸び率は1.2%、そして12月以外の月の平均は+0.5%だ。表面的には12月は特に好調に見える。しかし、12月以外のそれぞれの月を12月と比べていくと、12月だけが極めて好調と言うことはできない。 では3番目の定義はどうだろうか。データが支持していることは、月の終わりから月の始めにかけて、そして年の終わりから年の始めにかけてマーケットは強くなる傾向がある。というわけで、サンタクロース・ラリーの到来は、クリスマスまで待つ必要があるわけだ。 読者が、こんなことを書きこんでいる。 「サンタクロース・ラリーが起きるのは、皆がそれを信じて、その時期に一斉に株を買うからだ。サンタクロース・ラリーは自己達成的予言であり、ファンダメンタルズには全く何の関係もない。」(nascar-typeさん) (情報源: Taking his name in vain )
(情報源: Netflix CFO Dumps 100,000 Shares Over $200, Has Just 51,563 Shares Left NFLX: Internet Service Providers May Halt Upgrades to Bandwith~ Price Target $155.00 Rated NEUTRAL- Credit Suisse )