昇給の道具に使われるFacebook

グーグル・トレンドにアクセスしてみた。






ホット・トピックという新しい項目があり、目にとまったのは7番目のgoogle raiseだ。なるほど、グーグルの社員は給料が上がったらしい。




報道によると、ライバル企業に社員の流出を防ぐために、グーグルは全社員2万3000人の給料を10%引き上げた。では、ライバルとは誰のことだろうか?

この昇給は、特にFacebookへの社員流出を防ぐことが目的だ。約10%のFacebook社員は、前グーグルのベテランたちによって占められている。

Facebookは、グーグル社員の引き抜きに積極的のようだ。こういう話がある。

最近確認したグーグルの中堅エンジニアの例だ。Facebookから提示された金額は、現行15万ドルの年俸を15%アップ、株によるボーナスは4倍、更に、1年間勤務終了時点で50万ドルの現金ボーナス。もちろん、このエンジニアはFacebookの条件を承諾した。

techcrunch.comで、マイケル・アリングトン氏はこんなことを書いている。

グーグルの内部に詳しい人の話によれば、もしグーグルがFacebook以上の条件を提示すると、80%の社員はグーグルで継続して働くことを選ぶ。FriendFeedの創立者ポール・ブックハイト氏は、「グーグルの社員たちは昇給の獲得を狙って、Facebookやツイッターと意図的に就職の面接をしている」、と語っている。
グーグル側の反応は速い。他社への人材流出を回避するために、社員には24時間以内に新しい条件が提示される。15%、20%の昇給は珍しいことではなく、場合によっては50万ドルの株ボーナス、管理職への昇格なども用意されている。
なぜグーグルは、こうまでも必死になって社員を確保するのだろうか?その答えは、まだ上場されていない株だ。一般投資家が、新企業の株を手に入れるためにはIPO(新規公開株)を買う必要がある。しかし、まだ株が上場されていないFacebookやツイッターに好条件で再就職することで、IPO以前の株を手に入れることができる。考えて欲しい。もしツイッター株、Facebook株が大人気となれば、IPO以前の株を手中にする社員は間違いなくミリオネアになれる。
もちろん、うまくグーグルと交渉して、思いどおりの昇給を得られた社員は喜んでいる。しかし、これが他の社員の士気に悪影響となっていることも付け加えておきたい。


(情報源:Google to Give Staff 10% Raise

Google Offers Staff Engineer $3.5 Million To Turn Down Facebook Offer

Google Fights Back In Battle For Talent

コメント