転職するなら農業!?

「向こう10年、20年にかけて農産物の価格は更に大きく上昇するだろう」 、という著名投資家ジム・ロジャーズ氏の言葉を聞いて、農業関連銘柄に投資した人は多いと思う。あまりにも当然の疑問だが、なぜ農産物の値段は上がると結論できるのだろうか。先週のコラムで、マイケル・ブラッシュ氏はこう説明している。

・ ヨーロッパとアメリカは様々な製品や天然資源などを新興市場の国々から輸入し続け、新興市場諸国の中産階級の収入が増えた。そのため、新興市場諸国における牛肉や鶏肉の需要が大きく上昇した。言うまでもなく、牛や鶏を育てるためには穀物も必要になる。
・ ロシアの干ばつ、異常乾燥のブラジル、中国を襲った洪水、カナダの大雨、異常に暑かったアメリカなどの例で分かるように、悪天候が農産物の収穫量を減らした。
・ 米連邦政府からの指示で、37%のトウモロコシがエタノール生産に割り当てられることになった。(2006年、この数値は20%だった。)当然の結果として、米国のトウモロコシ輸出量は減る。米国は世界最大のトウモロコシ生産国であり、世界最大のトウモロコシ輸出国でもあるだけに、輸出量の減少はトウモロコシの供給に打撃を与える。
・ 農産物、金、銀、オイルなどの商品はドルで取引されている。特に海外の国々から見た場合、ドル安のお陰で商品が割安になり、商品需要が更に増える結果となった。

農業関連に投資するなら、PowerShares DB Agriculture (DBA)という上場投信が便利だ。資金は下のように割り当てられている。

トウモロコシ 14.29%

コーヒー  13.20%

大豆  13.19%

生牛  12.31%

小麦  12.02%

砂糖  11.37%

ココア  8.30%

赤身豚肉  7.40%

肥育用素牛  4.00%

綿  3.92%

(データ:fidelity.com)


特に若い人たちへ、という断り書きが付いているが、もし起業を考えているなら、ジム・ロジャーズ氏は農業を勧めている。


ジム・ロジャーズ氏


(情報源: Why food bills are heading higher

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