唯一の頼みはバーナンキ議長

中間選挙が終わった。予想されたとおり、大統領の政党である民主党に対抗する共和党が議席数を大きく伸ばし、下院は共和党議員が過半数を占める結果となった。民主党は60議席を失った。

米下院

民主党: 185人

共和党: 239人

http://elections.nytimes.com/2010/results/house


上院は民主党は6議席を失ったが、なんとか過半数を保った。これも予想どおり。

民主党: 51人

共和党: 46人

http://elections.nytimes.com/2010/results/senate


マーケット関係者二人の意見を記そう。

・ 共和党の勝利がマーケットに完全に織り込まれた。しかし、現在アメリカが直面している問題が、これで解決してしまったわけではない。投資対象として米国市場は魅力的だが、以前のような割安さは無い。金融環境を考えれば長期的には金投資。もちろん、米国経済の回復が極めて遅いことも考慮して、資金の一部を国債に回したい。要するに、現時点では経済の方向性がハッキリしないだけに、資金の適切な分散が必要だ。--- マイケル・クギノ氏(Permanent Portfolio Funds)

・ 振り返ってみると、投資家たちは9月、10月が悪い相場になることを予想していた。しかし結果は正反対だった。9月、10月は素晴らしいマーケット展開となり、強気な個人投資家が大幅に増える結果となった。ということで、ここからは利食いの売り物に注意が必要だ。それと、追加量的緩和策を考えると、国債投資は慎重に行いたい。 --- デイビッド・ディーツェ氏(Point View Financial Services)

FOMC終了後、6000億ドルの追加量的緩和が発表された。この結果、来年の中頃まで、連銀は毎月750億ドル相当の米長期国債を買うことになる。こういう報道があった。

小さな政府、政府の支出を減らす、というのが共和党が国民にした約束だ。下院の過半数が共和党員で占められた今日、たとえ経済が再失速するような事態が起きたとしても、新たな経済刺激策が可決することは難しい。となれば唯一の頼みは連銀しかない。

ラリー・エーデルソン氏は、こう語っている。

追加緩和が、どの程度の規模になるかは問題ではない。オバマ大統領が2012年に再選されるためには、何としても景気を刺激する必要があり、オバマ政権は再追加緩和、再々追加緩和を連銀に迫ることだろう。今日の米国で経済を刺激できるのは連銀だけだ。


写真:AP 




(情報源:How to Invest After the Election: Stock Pickers

Fed to Spend $600 Billion More To Help Boost US Economy

It’s a LANDSLIDE! What to do …

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