好調な米株式市場、しかし消極的なアドバイザー

水曜の米国株式市場終了まで、あと約1時間半。下のS&P500指数の日足チャートで分かるように、現在マーケットは+1.17%と好調だ。


この一カ月間で、既にほぼ14%の上昇だが、マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)は、こんなことを指摘している。

好調なラリーの展開で、マーケットは、いよいよ4月の高値が目前となった。しかし、当社の調査で分かったことは、短期投資専門のアドバイザーたちが勧めている株に割り当てる資金の比重は、たったの25.9%だ。4月26日、マーケットが高値を記録していた時、この数値は65.5%だった。言い換えれば、今日これだけ順調な相場が展開されているにもかかわらず、株に対して強気なアドバイザーは極めて少ない。
更に付け加えれば、典型的なアドバイザーはポートフォリオの75%を現金ポジションにしておくことを勧めている。正に、株式市場に参加していない資金が、まだ大量に残っているわけだ。言うまでもなく、これは株に好材料であり、もしマーケットが4月の高値を突破するようなら、更なる大幅上昇が起きても不思議ではない。

ということで、かなりの額の現金がまだ口座に残っているようだが、なぜ大衆は積極的に株式市場に参入して来ないのだろうか?businessinsider.comには、こんな理由が挙げられている。

・ 5月のフラッシュ・クラッシュ(ダウ工業株30種平均は、たった5分間で700ドルの大幅下落となった)のお陰で、人々は証券取引所が信じられなくなった。
・ 長期間にわたって、あれだけ多数の投資家を騙し続けていたにもかかわらず、証券取引委員会などの監督機関はマドフ氏の詐欺を見破ることができなかった。政府の監督機関には投資家を守ることなどできない。
・ 様々な種類の上場投信(ETF)が証券取引所に上場され、わざわざ危険をおかして個別銘柄を買う必要がなくなった。
・ エンロン、リーマン、、、企業のトップは信用できない。
・ 有望なのは新興市場だ。無理して米株を買う必要はない。
・ コンピュータによる頻繁な売買(HFT)のお陰で、個人投資家/個人トレーダーが株で利益を上げるのが難しくなった。
・ ベビーブーマー世代が次々と引退、そして引退する年齢に達し、今さら危険をおかして大切な老後の資金を株に割り当てたくない。
・ 株より為替市場の方が面白い。
・ そう直ぐに力強い米国経済の回復は望めない。



(情報源:This Just In: Investors Are Getting Tired Of All This Macro Pontificating


That was then, now is now

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