米国の景気後退は既に終わっている

相変わらず人々は不景気を嘆いているが、全米経済研究所(NBER)の発表によれば、2007年12月に始まったリセッション(景気後退)は2009年6月に既に終わっている。景気後退は終わった?悪い冗談だ、と反論する人が多いのだが、バリー・リットホルツ氏はこんなことを書いている。

現在の米国経済は、多くの人たちが断言するような恐慌、そして景気後退には直面していない。もちろん、強い経済回復と言うことはできないが、もう1年以上も前に米国経済は底を打ち上昇が始まっている。上向きになった米国経済を信じることができない人も多いと思うが、全米経済研究所は次の五つを考慮して、米国の景気後退は終わったと判断している。

1、実質GDP




2、実質所得




3、工業生産





4、小売売上高




5、非農業部門就業者数




注目してほしいのは、今回と前回の景気後退を含めた5番目の非農業部門就業者数だ。全米経済研究所は、2001年11月(円で囲った部分)に景気の後退は終わったと発表した。しかし、この発表は早すぎた。現に、その後も非農業部門就業者数は減り続け、実際に底打ちになったのは2年後だ。

ということで、今回も全米経済研究所は同じ間違いを犯している可能性がある。5番目のチャートをよく見てみると、線が最近またやや下向きになっているから、米国の雇用状況はまだ完全に回復が始まったと断言できないようだ。



(情報源:Its Official: Recession Ended June 2009

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