一向に明るくならない米国庶民の暮らし

現在775の銀行、言い換えれば米国の10%の銀行が、連邦預金保険会社(FDIC)のブラックリストに載っている。不動産業界の低迷で、特に商業用不動産ローンの焦げ付きが目立つようだ。更に、自動車、住宅などの他のローンを含めると、支払いが遅れている人たちの数は16四半期連続で上昇している。

2008年末時点、FDICのブラックリストに載っていた銀行数は252、そして2009年末時点では702だった。FDICは、銀行倒産数は今年がピークになると予想している。今年現在時点までにおける銀行倒産数は72に及び、既に去年同時期の倍以上に達している。

暗い米国不動産業界の様子を簡単に見てみよう。

・ 2010年第1四半期時点で、不動産ローンは7件に1件の割合で滞納、または物件差し押さえとなっている。

・ 先月8月、銀行が差し押さえた住宅数は市場最高を記録した。

・ 住宅価格の大幅な値下がりで、6月末時点、23%の住宅ローン残高は現在の住宅価格より高い。

・ 7月の中古住宅販売件数は27%減、新築住宅販売件数は史上最低の数値だった。

住宅以外にも、米国消費者に関するこんなデータがある。 

・ 学生ローンの未支払い残高は史上最高の8490億ドルに達した。

・ 過去2年間で個人破産を申告した米国消費者数は約200万人。

・ 25%の米国消費者のクレジット・スコア(信用度を評価するために広く利用されている)は599に満たない。この低スコアでは金を借りることが難しいから、急速な個人消費の上昇は望めない。

・ 2009年、給料ぎりぎりの生活をしていると答えた米国消費者は61%。2008年は49%、2007年は43%だった。

・ 6月、政府が生活保護者に発行する食料配給券を受け取る人の数が、初めて4100万人を超えた。

・ 6人に一人の米国市民は、連邦政府によって運営されている貧困撲滅プログラムに頼っている。

・ 2007年、ホームレス施設に住む子どもを抱える家族数は13万1000だったが、この数値は2009年、17万に増大した。






(情報源: FDIC: 'Problem' Banks at 775

20 Signs That The American Consumer Is Now Completely Tapped Out

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