今回は諺に従わない方が無難??

9月の株式市場は低迷する、とマスコミが大きく取り上げたことも原因になったと思うが、株に対する悲観論者が多い。自己啓発セミナーで有名なトニー・ロビンズ氏までもが悲観論を発表し、正に皆が弱気になってしまったようだ。大衆と反対に動くことを勧める相場の諺に従って、今ここで株を買うべきだろうか。水曜のコラムで、ブレット・アレンズ氏は、こんな事を書いている。

会う人、会う人が景気の二番底を語り、株の話など全くしない。現に、過去2年間にわたり個人投資家たちは株専門のミューチュアルファンドを売って、資金を国債などの債券専門ミューチュアルファンドに移している。逆に言えば、今こそ株に投資するべきだろうか?水面下の様子を見てみよう。
先ず、確かに人々は株に対して悲観的だが、持ち株を完全に処分してしまったわけではない。データを調べてみると、現在株専門ファンドが保有する資金額は、債券専門ファンドが保有する資金額の2倍以上に相当する。
大衆が悲観的だからといって、ファンドマネージャーも弱気だ、と結論することはできない。なぜなら、ファンドマネージャーたちはポートフォリオ・セオリーに従って、ほとんどの資金を株に割り当てるからだ。
これだけ悲観論者が多いにもかかわらず、空売り残は大して増えていない。2年前と比較すると、現在の空売り残は、かなり少ない。
現在の株価収益率(PER)は12だから株は割安だ、と言う人たちがいる。たしかに歴史的平均が15だから割安に見える。しかし、アナリストの言う株価収益率は将来予想される利益を使って計算されたものだから、あまりあてにすることはできない。一般的に、アナリストが予測する利益は楽観的すぎる。
株価収益率を使うなら、過去約10年間を考慮した周期調整済み株価収益率の方が役に立つ。周期調整済み株価収益率の歴史的平均値は16、そして現在の数値は20だから、今日の株価は割高だ。
時価総額を年間売上高で割った株価売上高倍率を調べてみると、現在のマーケットは2000年、2007年より割安だが、暴落があった1987年と比べると今日のマーケットは割高だ。








(情報源: Is the smart money buying now?

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