予想どおり悪かった米中古住宅販売件数

「このヘッドラインには笑ってしまった」、とリットホルツ氏が書いていたので、さっそく見てみた。

July Existing-Home Sales Fall as Expected but Prices Rise

全米不動産協会(NAR)のウェブページから取ったものだが、直訳すると、「予想どおり7月の中古住宅販売件数は下落、しかし価格は上昇」、ということになる。不動産業界のチアリーダー、と呼ばれる全米不動産協会だけに、少しでも明るい材料を見出しに含めたかったようだ。(7月の中古住宅販売件数は季節調整済み年率換算で383万件だった。460万から472万件が予想されていた。)

リットホルツ氏は、注目すべき点としてこんなことをあげている。

・7月の中古住宅中間価格は18万2600ドルだった。2009年6月より0.7%高い。
・販売件数の32%は差し押さえられた物件。2009年7月、この数値は31%だった。
・38%の買い手は初めて家を購入した人たちだった。6月の数値は43%だった。
・現金での購入は30%を占め、6月の24%から上昇している。
・現在売りに出されている住宅を全部売り切るには12.5カ月の期間が必要。5月時点では8.9カ月だった。
・現在の住宅在庫件数は、史上最高を記録した2008年7月より12.9%少ない。
・東海岸北部の売上件数はマイナス29.5%(去年の同時期を30.3%下回った)。中西部は35%減(去年の同時期を33.3%下回った)。南部は22.6%の減少(去年の同時期を19.8%下回った)。西部では25%減となり、去年の同時期を23%下回った。

2カ月ほど前の記事になるが、4番目の「現金での購入は30%を占め」についてhousingwatch.comはこんなことを指摘している。

住宅市場の低迷が続き、これだけ売れない住宅が残っていることを考えると、現金で住宅を購入している人たちは投資家だと思うかもしれない。しかし、ジェッド・スミス氏(全米不動産協会)によれば、現金購入者のほとんどは次の二者になる。
・現在住んでいる家より大きな家を購入する人たち。
・高い物件を売って、今住んでいる家より小さな家を購入するベビーブーマーたち。

更にスミス氏は、銀行の貸し渋りも現金購入上昇の原因になっている、と付け加えている。







(情報源:Exisiting Home Sales Plummet 27.2%

July Existing-Home Sales Fall as Expected but Prices Rise

All-Cash Home Purchases: Looking Behind the Numbers

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