なぜ66歳まで待てなかったのか?

アメリカには、ソーシャル・セキュリティーと呼ばれる社会保障制度がある。66歳以上なら完全給付だが、それよりも前に受け取り始めると金額は少なくなる。しかし報道によると、2009年にソーシャル・セキュリティーを申請した73%の人たちは66歳未満だった。なぜ66歳になるまで待てなかったのだろうか?CNNマネーには、数人の実例が載せられていた。

小さな会社でブックキーパーとして働いていましたが、カナダの会社に買収され、私は62歳で失業しました。失業保険はありましたが他の収入は無く、クレジットカードには1万ドルの借金がありました。大した貯金も無く一人暮らしです。仕事を探していますが、普通の人でも中々仕事が見つからない時代ですから、特に私の年齢ではそう簡単に職は見つかりません。こんな状況ですから、月々の生活費のためにソーシャル・セキュリティーを申請しました。(イレイン・アームストロングさん 63歳)


ロッキード社を60歳で引退しました。30年以上投資でためた金がありましたから、66歳になるまでソーシャル・セキュリティーを受け取る計画はありませんでした。しかし、2008年に株式市場が大幅に下がってしまい、64歳の時にソーシャル・セキュリティーに申請しました。安くなってしまった株を売って生活費にするのではなく、ソーシャル・セキュリティーを生活費に割り当てたわけです。結果的にこれは正解でした。あれから株での損を取り戻すことができ、今年の4月、口座残高は以前のレベルに戻りました。(ジョージ・フリードマンさん 66歳)


2008年3月、60歳の時に失業してしまいました。それから6カ月後、妻も失業してしまいました。私はGMでエンジニア、妻は自動車部品メーカーで働いており、正に自動車産業の崩壊に直撃されたわけです。職探しをしていますが、なかなか次の仕事が見つかりません。明らかに年齢差別です。今は401K、年金、ソーシャル・セキュリティーに頼っていますが、生活のレベルは以前の半分です。(ポール・ヘンダーソンさん 62歳)


62歳の誕生日からソーシャル・セキュリティーを受け取り始めました。夫と二人で小さな不動産会社を経営していましたが、カリフォルニアの長い住宅市場の低迷で会社を閉鎖しました。老後の生活のことは考えていましたが、こんなに早く引退することになるとは思ってもいませんでした。(ナンシー・リン・ジャービスさん 62歳)


CNNオンライン意見調査:

質問: あなたは何歳で引退する予定ですか?

回答:

・62歳になる前に引退したい  64%

・65歳までに引退したい  36%

・70歳までに引退したい  0%

・引退するつもりはない  0%

(総回答数:4812 水曜時点)






(情報源: Why I took Social Security early

When do you plan to retire?)

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