移動平均線は役にたたない??

デッドクロスについて先日少し書いたが、このデッドクロスについて、マーク・ハルバート氏がこのようなことを語っている。

チャートを見ない人たちのために、先ず「デッドクロス」の説明をしよう。

デッドクロス: 50日移動平均線が、200日移動平均線を上から下へ交差し、結果として50日移動平均線が200日移動平均線より下になってしまうこと。

とうぜん疑問になるのは、皆が言うように、デッドクロスの後マーケットは致命的な下げになるのだろうか?過去114年間を振り返ってみると、ダウ指数には計85回のデッドクロスがあり、平均すると16カ月に一回の割合で起きている。

下がデッドクロス後のダウ指数の成績だ。

・1カ月後  -0.6%   (ダウ指数の1カ月の平均伸び率 +0.5%)

・3カ月後  ±0%    (ダウ指数の3カ月の平均伸び率 +1.6%)

・6カ月後  +1.8%  (ダウ指数の6カ月の平均伸び率 +3.2%)

・1年後  +2.4%   (ダウ指数の年平均伸び率 +6.4%)

上の比較で分かるように、たしかにデッドクロス後の成績は平均以下だが、際立って悪いというわけではない。ブレーク・レバロン教授はこう述べている。

「マーケットが大きく変わり、1990年以来、移動平均線を使った売買方法の成績が良くない。単に効果的でないだけでなく、特に為替市場の場合、移動平均線は売買タイミング・ツールとして役に立たない。」

レバロン教授は、移動平均線が効力を失った原因の一つとして、広く行き渡ったコンピュータをあげている。誰もがチャートに簡単にアクセスできるようになり、移動平均線が、あまりにも頻繁に使われているのが悪影響になったようだ。

よく聞く言葉だが、これが大切だと思う。「移動平均線がクロスしたから買い、株価が移動平均線を突破したから買いという使い方ではなく、重要なのは移動平均線の傾きだ。」











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