金の上げ相場は終わった?

「ヨーロッパの財政危機が以前のように深刻でなくなった今日、金投資の魅力が薄れている。」 --- ウォルター・ディウェット氏(Standard Bank)

「ヨーロッパ情勢が落ち着いて来た今日、投資家たちは金に対する興味を失ってしまった。」 --- ビル・オニール氏(Logic Advisors)

下は金に投資している上場投信、SPDR Gold Shares (GLD)の日足チャートだ。(火曜のマーケット終了約1時間半前時点)



長期トレンドを見るために、多くの投資家たちに利用されている200日移動平均線(1)が迫っている。言い換えれば、この移動平均線付近での買いを計画している人たちがいる訳だから、ある程度の反発が予想される。しかし問題は、7月1日に形成された大陰線(2)だ。膨大な出来高(3)を伴っているだけに、この陰線が固いレジスタンスゾーンになってしまうことが考えられる。


ブラッド・ズィグラー氏は月曜のコラムに、こんなチャートを載せている。


黒い線は金価格、赤い線はマネー・マネージャー・ストレンクス・インデックスと呼ばれ、資産運用者の金に対する投資姿勢が示されている。ズィグラー氏を引用しよう。

長いこと90以上で推移していたマネー・マネージャー・ストレンクス・インデックスだったが、先週、とうとう90を割った。

更に金は、2008年10月の安値から引いたアップトレンドラインのテスト中だ。もしこのトレンドラインが崩れるようなことになれば、金の流れは一変してしまうのだろうか?答えは「ノー」だ。たとえ金が900ドルまで下がったとしても、金に対する投機熱が完全に消えることはない。よく見てほしい。2008年の8月から9月にかけて、マネー・マネージャー・ストレンクス・インデックスは26ポイントの下落となり、金価格は200ドルに及ぶ大きな下げとなった。しかしその後、金はどう動いただろうか?

金の長期トレンドが崩れるためには、2006年の安値を考慮したトレンドラインを割る必要がある。具体的な数値で言えば780ドル付近だ。金のブルマーケットを作り上げたファンダメンタルズに、今日も変わりはない。最近の動きは、脅威のため割り増しとなっていた金価格に調整が起きているということだ。



(情報源:Gold sells off, down nearly 2% to stand at three-month lows 

Gold: Shootout At The 24K Corral) 

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