米国の借金取りの話

どうするんだよ、お前さん、朝から何人借金取りが来たと思ってんだい? それをあたしゃそのたびに頭ペコペコ下げて、「すいません、亭主が留守なもんですから..」って、一所懸命断ってたんだよ。金算段もできてないんだろ。もう、あたしゃ、やだよ。今度、借金取りが来たら、お前さんが断っとくれよ。--- 「掛け取り」から

落語なら笑って聞いていられるが、実際に借金取りに追い回されることは、さぞ嫌なことだろう。(話は脱線するが、「シャッキン・バード」というキャラクターが登場したのは、「ひょっこりひょうたん島」だっただろうか?)

アメリカでは、借金取りは「debt collector」と呼ばれ、CNNのウェブサイトに元借金取りの告白が載っていた。早速いくつか見てみよう。

・ 離婚、失業などが原因となって、その男性はトレーラハウスの支払いが6カ月遅れていました。私は状況を理解し、それにクリスマスも迫っていましたから、今すぐトレーラハウスを出ていく必要はないから、1月になったら職探しを始めるように、とその男性に言いました。しかし、その男性は自殺してしまいました。私は借金取りという仕事を辞めました。(ボブ・クックさん)

・ 私は無情、冷酷な借金取りでした。「お金は、あと150ドルしか残っていません。これは大事な家族のための食費です」、と相手が言っても、私は平気で「悪いのはあなただ。直ぐに返してもらおう。私には、あなたがどこで働いているか分かっているのだよ」、と相手を脅したものです。(メル・ハーシさん)

・ 知っている借金取りから聞いた話ですが、借金取りたちは、一日で何人の人たちを泣かせることができるか、と競争しています。(アレクシス・ムーアさん)

・ 借金取りというのは暗い仕事です。職業ですから、とうぜん上司からの圧力がありますから、ゴールに達しない場合は首です。ですから私は、「払って貰えない場合は車を差し押さえます、家具を差し押さえます」、などとありとあらゆる事を言って取り立てに努めました。」(リサ・パーカーさん)

・ 私は銀行で働いていました。自動車ローンの支払いが遅れている人の家に行って、車を差し押さえようとしたときのことです。玄関に出て来た人が、車は車庫にある、と言うのでさっそく車庫へ行きました。そこに待っていたのは、拳銃を持った大きな男でした。「車は渡さないよ!」、と言うのでゆっくりとその場を去り、直ぐに警察へ連絡しました。(マイク・ハドルストンさん) 








コメント