引き続き中国に注目

米国経済のV字型回復は続かず再び大きく後退する、と言う悲観論者が相変わらず多い。どうして楽観的な見方ができないのだろうか?下が主な理由だ。

・ 現在の米国失業率は恐慌以来ほぼ最高のレベル。

・ 単に失業率が高いだけでなく、半年以上失業している人の数が記録的なレベルに達している。

・ 減少方向だった新規失業保険申請件数は、ここにきて減少が止まってしまった。減ったとは言っても、依然として申請件数は高すぎる。


新規失業保険申請件数  (データ: 米国労働省  単位は1000)

・ 向上していた企業による新規採用者数が、再び下降の兆しを見せている。

・ 7月末、350万人の人たちの失業保険が期限切れになる。

・ これだけ失業者が多くては住宅市場が回復できない。5月の中古住宅販売件数は減少し、住宅在庫数が更に増えた。

・ 6月の自動車売上台数が減り、第3四半期の売上数が懸念される。

・ ISM製造業景況指数の下降が始まった。

こう悪材料が多いと、株を買う気が無くなってしまうが、フィリップ・ギジセルズ氏(BNP Paribas Fortis Global Markets)はこう述べている。「株式市場の動向は中国が鍵になる。思い出してほしい。米国、欧州のマーケットは2009年3月に底打ちになったが、それより約2カ月早く中国の株式市場は上昇が始まった。今回も米国、欧州マーケットは数カ月前から低迷しているが、中国市場の下落はそれより一足先に始まっていた。中国=先行指標、という状況が続いているだけに、今後も中国市場の動きに注目したい。」






コメント