試し買いの話

「金の空売りに抵抗を感じる人は多いことだろう。しかし、6ドル上昇の後18ドル下落という今日の動きを見ると、ここで空売ってみる価値はあると思う。ということでDZZを買っている。」 --- L.A.リトル氏(tatoday.com)

DZZというのは、PowerShares DB Gold Double Short ETN (DZZ)のことであり、金価格が1%下がると2%上昇する仕組みになっているETNだ。注: ETNはETF(上場投信)によく似ている。簡単な説明は、ウィキペディアなどを参照してほしい。(http://ja.wikipedia.org/wiki/ETN

先ずDZZの月足チャートを見てみよう。


2008年の高値は42ドル27セント、現在の価格は11ドル弱、全く冴えない値動きが展開されていた訳だ。

「半値八掛け二割引」、という底値を予想する相場の格言を思い出した。42ドル27セントを元値にして、さっそく計算してみよう。

元値×50%(半値)×80%(八掛け)×80%(二割引)=32%

$42.27 x 32% = $13.53

ということで、格言によれば13ドル53セントあたりで下げ止まる筈だったが、現在の株価は既に11ドルを割っている。この格言だけを頼って判断するなら、DZZは極度の売られ過ぎだ。

日足チャートに移ろう。



6月18日の安値(1)が支えになり、DZZは一転反発して、既に割ってしまったサポートライン(2)の上に戻った。増大した出来高(3)で分かるように、底値拾いを狙う買いが入ったようだ。

長期的なダウントレンドに変化は無い。しかし日足チャートには下げ渋りが見え始め、リトル氏が言うように、ここで試しに少し買ってみようという気になる人も多いことだろう。


(情報源:Betting against gold still

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