あなたもシラノ?

「私が株に対して強気になれるのはシラノの法則のお陰だ。」--- ラズロ・ビリニ氏(Birinyi Associates)

シラノというのはシラノ・ド・ベルジュラックのことであり、ウィキペディアは、こう説明している。

サヴィニヤン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック (Savinien de Cyrano de Bergerac、1619年3月6日 - 1655年7月28日)は、フランスの剣豪、作家、哲学者、理学者。
1897年上演されたエドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」により名を知られた。作品の中では、容貌(大きな鼻)に悩みながら、一人の女性を胸中で恋い慕い続け生涯を終えていく、騎士道精神や正義感の強い男として描かれる。

まだよく分からない。シラノのお陰で強気?どういうことだろうか?ビリニ氏の話に戻ろう。

大きな鼻のことでシラノは悩んでいた。言い換えれば、悪いニュースは、良いニュースより説得力があるものだ。しかし、ここで考えてほしいことは悪材料は今現在の話であり、マーケットが興味があるのは将来のことだ。今月の小売売上高は悪かった、失業率は相変わらず高いと人々は議論するが、マーケットは3カ月から6カ月先を見ている。

今日の状況は1982年に似ている。あの頃、新聞は連日のように低迷する経済を報道し、人々は30年代が再来したようだ、と悲観的なことを語っていた。しかし次の2年間、アメリカは年率で7%の経済成長を遂げた。現在私たちが直面しているのは1982年の10月であり、ここで弱気になるのは賢い判断だとは思わない。

ビリニ氏にも一つ心配していることがある。

大衆がマーケットに参加していないことが気になる。金融危機で大きな損を出し、株に対する不信感が原因などと説明されているが、ひょっとしたら大衆は諦めてしまったのではないだろうか。大手投資銀行やファンド会社は、超高速なコンピュータを使ってマーケットから利益を上げていることが何度も報道され、人々は株式市場は一個人が参加できるような場所ではないと結論してしまったのかもしれない。




ラズロ・ビリニ氏



(情報源:Invest Like It's 1982


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