世界共通の通貨?

人民銀は19日、ドルに固定していた「元相場の弾力性を高める」と発表し、段階的に元を切り上げる方針を打ち出していた。ただ、中間値の水準を据え置いており、大幅な切り上げには消極姿勢を示した。(nikkei.comから抜粋)

G20を控えて、中国は単に前向きな政治的ジェスチャーを示しただけだ、と言う人が多いがラリー・エーデルソン氏(金融アナリスト)はこんなことを指摘している。

・切り上げ発表は重大なニュースである。これが意味することは、バーナンキ議長、ガイトナー財務長官、そしてオバマ大統領の説得が成功し、中国はドル安政策を認めたことになる。

・米国内にインフレを促進しドル安が進めば、米国は膨大に抱える借金を、将来安くなっているドルでし払うことができる。

・元の切り上げでドルが下がり、この結果中国はアメリカからデフレを輸入することになり、アメリカは中国からインフレを輸入することができる。

・ヨーロッパではソブリン債が問題になっているが、アメリカにも同様なことが起きる。そのため米国は市場に膨大な資金を更に注入することになり、ドル安がますます進む結果になる。


CNBCのインタビューで、ニアル・ファーガソン氏(ハーバード大学)は、こう答えている。

・G20が迫っているだけに、切り上げ発表には政治的意図がある。ユーロの問題に比べれば、元切り上げはサイドショーのようなものだ。

・米国との貿易を考慮すれば元は25%から30%の切り上げが必要。

・米国の製造業が低迷しているのは中国の責任ではない。問題は米国住宅市場のスランプだ。

・膨大な赤字を抱える米国にとって、たとえ微妙な数値であったとしても、金利の変動は米国に大きな影響を与える。最終的には2年以内に、米国は金融危機に襲われることが予想される。


エーデルソン氏によれば、ドルが破綻するのは時間の問題であり、世界のリーダーは世界共通の通貨を考えているという。既に、下のようなコインが考案されているようだ。








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