断片的な話


金曜S&P500指数は3.44%の大幅下落となった。下が日足チャート。


1、目立つ長い陰線を形成し、ほぼ安値引け。

2、極端な増え方ではないが出来高は先週最高のレベル。

3、短期トレンドを見る20日移動平均線は下向き。

4、中期トレンドを見る50日移動平均線は下向き。

5、長期トレンドを見る200日移動平均線は上向き。

更に、20日移動平均線は既に50日移動平均線を上から下へクロスし、200日移動平均線が直ぐ下に控えている。200日移動平均線は確かにまだ上向きだが、S&P500指数は、この平均線の上に中々戻れない。

ということでチャートを見る限り、あまり強気になれない。では、どんな事がチャート上に起きたら、トレーダーたちは強気になるだろうか?色々あるが、2、3例を挙げてみよう。


左側に見える横線は、株価レベルで見た出来高だ。ご察しのように、出来高の突出したところがレジスタンス/サポートになる傾向がある。

円(1)で囲ったが、現在マーケットの難関になっているのは、この出来高が多いレベルだから、目先の抵抗線突破(2)が先ず買いシグナルになる。そして、その次の課題は下降するトレンドライン(3)だ。

MACD(4)を利用する人たちは多い。赤い円内で分かるように、黒い線が赤い線を下から上に完全にクロスすれば、買いシグナルが発せられる。



目先の抵抗線を中々越えることができないもう一つの理由は、4月の高値から5月の安値で測定した38.2%の値戻しレベルがレジスタンスになったためだ。ということで、マーケットには幾重にも重なるレジスタンスレベルが頭上に控え、売り手に有利な情勢だ。

投資家たちのセンチメントも見てみよう。

(www.sentimentrader.comから)

金曜のマーケット終了後の様子だ。短期(SHORT-TERM)、長期(LONG-TERM)とも、超悲観レベル(Extreme Pessimism)に接近している。簡単に言えば、皆が弱気になっている時ほどマーケットに一時的なラリーが起きやすい。


S&P500指数の週足

ということで、38.2%の値戻しレベルが、引き続きサポートになるかに注目したい。さて一休みして、次に各セクターの様子を見てみよう。

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