二つの逆指標

マーケット終了まで約2時間半を残し、現在S&P500指数は2.77%と大幅に下げている。米景気先行指数、それにフィラデルフィア地区連銀業況指数が予想より悪かったのが今日の売り材料と報道されているが、もちろんヨーロッパの事も投資家たちの頭から離れない。

塩漬けを決め込むなら話は別だが、多くの人たちが持ち株を手放す理由は、極めて月並みな表現で申し訳ないが、怖くなったからだ。急降下する株価を見ていると、株価がゼロになってしまう、と本気で心配してしまう。下手にテレビなどつければ、レポーターたちは、まるで世の終わりが来た、とでも言いたげな報道ぶりだからますます怖くなってしまう。(気のせいかもしれないが、大幅下落を伝えるレポーターの顔は、なんとなく嬉しそうに見える。興奮している、と言った方が正確かもしれない。)

おまけに「私はチャートだけを頼りに売買している」、と言う人たちでさえも、「これだけ悪材料が多くては、、」などといったチャートに関係ないことを真剣に考えている。「チャートに全てが織り込まれている」、と断言する人たちも最近の下げを見ながら、「まだチャートに織り込まれていない材料がある」、と言ってニュースを一生懸命に調べている。

もうかなり前になるが、ニューヨーク証券取引所で働いていた人が、こんなことを言っていたのを思い出した。「ニュースには気をつけなければいけない。鵜呑みするのではなく、面白い物語だった、といった程度に受け取っておいたほうが無難だ。」

二つの逆指標を見てみよう。



上はプット/コール・レシオ指数のラインチャートだ。極めて高い数値が示すように、投資家たちはプット買いに奔走し、かなり弱気になっている。ジム・ロジャーズ氏の言葉を借りれば、「ほとんどの人たちがボートの片方に立っている」状態だから、そろそろ向こう側へ行かないとボートがひっくり返ってしまう。

そして下は、sentimentraderから毎日発表される、投資家のセンチメントだ。




(www.sentimentrader.com)

短期(SHORT-TERM)、長期(LONG-TERM)とも超悲観的(Extreme Pessimism)レベルに接近し、悲観論者が増大している。繰り返しになるが、皆が皆同じ方向に傾いているわけだから、そろそろ空売りの買い戻しがあっても良い頃だと思う。


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