誰が逮捕されるのだろう?

話題は、何と言ってもゴールドマン・サックス(GS)だ。

米SEC、ゴールドマン訴追 投資家に誤情報
株価、一時10%超下落
2010/4/17 0:15 (nikkei.comから)



(ゴールドマン・サックスの10分足チャート)

マーケット開始約1時間後、ニュースの発表で、株価は一気に下げた。

前日木曜、決算発表を受けて、時間外取引でグーグルが大きく売られていたから、多くの人たちは弱い金曜の株式市場を予想していただけに、ゴールドマン・サックスのニュースは更なる売りを誘う形になった。

特に影響を受けたのは、言うまでもなく証券会社と銀行だ。




証券ブローカー/ディーラー指数の日足(大引け約1時間半前)



銀行指数の日足 (大引け約1時間半前)


・たとえどんなに時間がかかっても、議会はSECと司法省に全面的に協力して、関係した金融機関の悪行を暴露しなければならない。 --- テッド・カウフマン氏(米上院議員)

・ゴールドマン・サックスは、おそらく微々たる罰金が科されるだけだろう。しかし、今日の急落で、ゴールドマン・サックスは120億ドルに及ぶ時価総額を失った。--- (seekingalpha.com)

・SECによれば、ゴールドマン・サックスは住宅市場が暴落となることを知っていたにもかかわらず、数十億ドルにのぼるCDO(債務担保証券)を顧客に売り続けた。国民の税金で、ゴールドマン・サックスは救済されたにもかかわらず、全く過ちを認めようとしない。我々は銀行規制法案を強く要求する。 --- (pragcap.com)

2、3日ほど前になるが、米国の経済エリートに関するレポートを読んだ。こういう箇所があったのを思い出した。

2004年、ハンク・ポールソン氏(ゴールドマン・サックスCEO、後にブッシュ政権で財務長官を務める)は、SECに働きかけてネット・キャピタル・ルールを廃止させた。(このルールが廃止される前は、証券業者は、万が一に備えて、一部の資金を準備金として保留しておく義務があった。)

このルール廃止が、金融危機をつくり上げた最も大きな原因だ。とにかく、このルールが無くなったおかげで、ゴールドマン・サックスだけでなく全てのウォール街の機関が、極めて高レバレッジ、そして高リスクなCDO(債務担保証券)市場に参加できることになった。モーゲージ証券も次々と発行され、もちろん、これが住宅バブルをつくる一大要因になった。

こんなかんじでレポートは延々と続くのだが、ポールソン氏がゴールドマン・サックスを去って、財務長官に就任して間もない頃、CDO(債務担保証券)市場が爆発し金融危機を引き起こした。そして、ポールソン氏に、7000億ドルの不良資産救済プログラム(TARP)が任された。

レポートによれば、ポールソン氏はCDO(債務担保証券)が崩れるのは時間の問題であることを承知していたから、発行したCDOにAIG(覚えてますか、この名前?)を使って保険を掛けた。レポートの結論はこうだ。「金融危機で破綻寸前のAIGを救うために、ポールソン氏は、不良資産救済プログラムの資金一部をAIGに送った。もちろん目的は、保険を掛けていたゴールドマン・サックスに、この資金を流すことだ。」






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