さて、トレンドは上向きになるだろうか?

(東京 1日 ロイター)銅の産地であるチリ大地震の影響で銅の供給懸念が浮上しロンドンなどの市場で銅価格が上昇。「短期筋による思惑先行の動きだろう。商品市場では銅価格が上昇すると見込んだ投機筋が先物に買いを入れているが、世界最大の産銅会社であるチリ銅公団(コデルコ)が操業停止した主要鉱山2カ所のうち、エル・テニエンテを28日に再開したことを明らかにするなど実際の影響がわかるのはこれからだ」(三菱UFJ証券投資情報部長の藤戸則弘氏)

ということで、NY市場では、寄付きと同時に Freeport-McMoRan Copper & Gold Inc. (世界第2位の銅生産業者)に買いが集まった。下が日足チャートだ。(月曜のマーケット終了1時間半前時点)


たしかに強いスタートを切ったが、今のところ前回(1)と同様に、下降する50日移動平均線の突破に難航している。しかし、下のチャートで分かるように、既に一段高い安値が形成され、1を越えると一段高い高値が出来上がり、トレンドが下げから上げに転換するわけだ。





アップトレンドの定義(上の画像はtradeorinvest.comから)

L1 安値、 L2 一段高い安値、  H1 高値、  H2 一段高い高値


掲示板に、rangerという名前で、こんな書き込みがあった。

「大地震などの惨事を利用して儲けてやろう、というトレーダーたちは商品の価格を上昇させ、世界の経済に悪影響を与える。ハリケーンの時は、投機家たちがガソリン価格を押し上げてしまった。一旦上がってしまったガソリンは、元の値段に戻らない。」

このような意見を持つ人は結構多いような気がする。今回の大地震の場合、少なくとも一時的に銅の需給関係が崩れる、と読んだ投機家が銅の買いに走った。この地震で、たしかに多くの人たちが命を落とし、多数の人々が家屋を失った。こんな事実があるにもかかわらず、地震を材料に金儲けを企むなど許せない行為だ、というわけだ。

ご存知のように、法外な値段まで急騰したものは単に利食われるだけでなく、空売りの対象として投機家たちに狙われることになる。人々を不幸に突き落とす結果となった惨事を利用して儲けることは、道徳的に間違った行為かもしれない。しかし今の私に言えることは、自由なマーケットを維持することは、とても大切なことだと思う。





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