人気が更に上昇のベアファンド

株が下がると上がる仕組みになっているベアファンドに、記録的な資金が流れ込んでいる、という記事を見つけた。個人投資家たちが、そんなに弱気なのなら、まだ株は上がると簡単に結論する人もいるようだが、記事を要約してみよう。

今年2009年10月末までに、100億ドルを超える資金がベアファンドに流入し、マーケットが高値圏にあった2006年の額の2倍以上となった。

最近の好調なマーケットで、S&P500指数は、2007年10月から2009年3月までに失った価値の半分以上を取り戻した。しかしそんな状況にもかかわらず、人気が上昇し続けるベアファンドは、個人投資家たちの株に対する不信感が明確に表れている。

今年の10カ月を振り返ると、米株だけに投資するミューチュアルファンドからは46億ドルの資金が流出し、国債や社債に投資するファンドには2800億ドルの資金が集まった。


それでは、機関投資家たちはどう動いているのだろうか?



(資料:statestreet.com)

上は、ステート・ストリート・インベスター・コンフィデンス・インデックスと呼ばれ、機関投資家やプロのマネーマネージャーたちのマーケットに対する信頼感を示したものだ。

信頼感という言葉が使われているが、株をどう思いますかなどといった漠然とした質問に対する回答データではなく、実際に投資ポートフォリオがどう調整されているかが表示されている。

2008年の終わり頃から今年の夏まで、上昇する指数で分かるように、機関投資家たちは株を買い続けていた。しかし、夏を境に下げが始まり、現在の数値は中立姿勢の100に近い100.8だ。(この数値100.8は、ヨーロッパ、北米、アジアのマーケットを総合したもの。)

まだ100を割っていないから、機関投資家たちは、完全に株に対して弱気になった、と結論することはできないが、夏から株を利食っていたことは事実だ。

もう一つ注目したいのは、四角で囲ったアジア市場だ。数値は既に100を割り、機関投資家たちは、アジア株投資に消極的だ。







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