マーケットラリーが教えてくれたこと

下は、S&P500指数に連動する、スパイダー(SPY)の週足チャートだ。


好調なマーケットが続いている。3月の安値は67ドル10セント、現在107ドル90セントだから、既に60%の上昇だ。この強力なラリーから、私たちは、どんなことを学ぶことができるだろうか?マニュエル・シフレス氏(Kiplinger's Personal Finance)を引用しよう。

1、株式市場は最悪の状況で底を打つ。3月を振り返ってみると、消費者信頼感指数は史上最低のレベル、それに個人投資家の70%は株に対して悲観的だった。更に、経済紙のヘッドラインは明るいものが一つも無かった。

2、不景気が要因となった下げ相場は、景気が底打ちになる前に上げが始まる。株式市場には、材料を織り込むというメカニズムがある。言い換えれば、株価は現在を反映するのではなく、予想される将来を表す。

3、企業利益を必要以上に重要視してはいけない。90年代のブルマーケットを調べてみると、企業利益が上向きになる1年以上も前から、株式市場は上昇が始まっていた。

4、政府による経済刺激策は軽視できない。膨大な救済資金のお陰で米国は恐慌を回避した。

5、上げ相場の初段階では、最も叩かれていた銘柄が活躍する。

6、一時的な下げが、いつ訪れるかを予想するのは難しい。統計によれば、上げ相場の開始285日後に、10%を超える下げが起きる。しかし、90年代のブルマーケットの場合、そのような下げは上げ相場開始1724日後まで起きなかった。

7、上げ相場を予想した弱気論者たちに注目すること。例をあげれば、売り手として知られるヘッジファンド・マネージャー、ダグ・カシュ氏は、マーケットの大底近辺で強気な見方を発表していた。有名なベアが強気論を語るときは耳を傾けたい。

では、まだ積極的に買うことができるだろうか?スパイダーのチャートを長期的に見てみよう。




レジスタンスゾーン、それに下降するトレンドラインで分かるように、この位置で買うのは難しい。先ず、上放れを確認しよう。





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