ドル・キャリートレード

キャリートレードと聞けば、直ぐに円が頭に浮かんでくる人たちが多かった。ほぼ0%に近い金利で円を借り、それを元手に金利の高い国々で投資をするわけだ。

エドワード・ハリス氏(Global Macro Advisors)は、こう語っている。「状況が大きく変わった今日、日本円ではなく、米ドルがキャリートレードの対象になった。なぜなら、米国の低金利は、まだしばらく続く可能性が高いからだ。」

ギャリー・ゴードン氏(Pacific Park Financial)は、こう書いている。

ドルは単に安いだけでなく、これからも安くなることが予想され、簡単に借りることができる。それに、米国の超低金利政策は、まだまだ続くことが予測されているから、投資家たちから資金源として選ばれた。もちろん、情勢が変われば、例えば金利政策の変更などが起きれば、投資家たちは一斉に株を売って、借りたドルを返さなくてはいけない。

マイク・ラーソン氏(Money and Markets)を引用しよう。

バブル経済が崩壊し、90年代の初め頃、経済を再建するために、日本政府は超低金利政策を実施した。この結果、言うまでもなく、円は格好のキャリートレード対象になった。

問題は、キャリートレードされた円は、日本国内にとどまるのではなく海外へ流出してしまったから、日本経済に好影響を与えることはなかった。例をあげれば、0.5%で円を借りて、5%の米国債に投資することができたから、海外の投資家たちは簡単に利益を上げることができた。

そして今日、キャリートレードの第2ラウンドが始まった。第1ラウンドは円、そして今度は米ドルが世界の資金源だ。

さて、ドル・キャリートレードで有望な上場投信として、ギャリー・ゴードン氏は次の5つをあげている。(注:これらは単なる投資のアイデアであり、買い推奨ではないことを、お断りしておきたい。)

Currency Shares Australia Dollar Trust (FXA)、WisdomTree New Zealand Dollar (BNZ)、PowerShares G-10 Currency Harvest Fund (DBV)、iShares MSCI Australia Fund (EWA)、iShares MSCI All-World Index (ACWI) 










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