こんな中国株を買ってはいけない

あなたの言うことは、いつも同じです。「中国株を買え!」 

こんなメールが、トニー・サガミ氏(アジア株専門投資アドバイザー)に、けっこう送られて来るようだ。たしかに、サガミ氏は中国株に対して強気な姿勢なのは間違いないのだが、水曜のコラムで、氏はこう書いている。

私は、向こう数十年間にわたって、中国は大成長すると信じている。しかし、だからと言って、私は全ての中国株は買いだ、と推奨したことは無い。現に、多数の中国株はパッとしないだけでなく、極めて危険なものもある。

実例として、どう言われても投資したくない中国株を挙げよう。

・中国人寿保険(China Life Insurance Co. Ltd): 中国最大の保険会社。先日の決算報告によれば、利益は29%上昇して27億ドルを記録した。しかし、下記を考慮してほしい。

1、一見すると、29%増は素晴らしい結果だが、ウォール街は27億ドルではなく、33億ドルの利益を予想していた。

2、加入者が支払った保険の掛け金が、264億ドルから251億ドルに減っている。特に問題なのは、企業や団体からの掛け金が、なんと54%も減少した。

3、好決算となった最大の原因は、保険の売上が上昇したためでなく、投資ポートフォリオに巨額なキャピタルゲインが生まれたためだ。 


・中国国際航空(エア・チャイナ): 世界最大の航空会社。利益総額は前年度の1億8000万ドルから、4億2200万ドルに大幅上昇した。

しかし、

1、国際線の不調で、売上は9.6%の減少。

2、2009年度の利用乗客数を4010万人から3970万人に下方修正し、更に航空貨物輸送量を、101万トンから96万7000トンに下方修正した。

3、好決算を生んだ最大の原因は、先物エネルギー市場での膨大な利益だった。

更にサガミ氏は、こんな注意もしている。

「中国に投資する方法として、上場投信iShares FTSE/Xinhua China 25 Index (FXI)を選ぶ人が多い。しかし、この上場投信の7.3%は中国人寿保険(China Life Insurance Co. Ltd)に割り当てられている。とにかく、中国株投資は慎重にやってほしい。」



トニー・サガミ氏





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