インチキだ!?

ゴールドマン・サックスに関する記事が論争を呼んでいる。簡単に説明しよう。

4月1日: マーク・イリザリ氏(ゴールドマン・サックスのアナリスト)は、ジャニス・キャピタル・グループ株に、冴えない「ニュートラル」という格付けを再発表した。

4月2日: イリザリ氏は、決算が近いジャニス・キャピタル・グループの株価は、おそらく上昇するだろうという見方を、ゴールドマン・サックスの一部のトレーダーに会議で告げた。(この会議は、社内で「トレーディング・ハドル」と呼ばれている。)

4月3日: ゴールドマン・サックスのリサーチ・グループは、一部の優良顧客に、ジャニス・キャピタル・グループ株が有望だと連絡した。(優良顧客リストには、Citadel Investment GroupやSAC Capital Advisorsなどのヘッジ・ファンドが含まれている。)

4月8日: ゴールドマン・サックスはジャニス・キャピタル・グループ株を「買い」に格上げした。

4月9日: ゴールドマン・サックスは、「トレーディング・ハドル」を通して既に情報を得ていた一部のトレーダーたちに、ジャニス・キャピタル・グループ株を優先リストから外すことを命じた。

4月1日の「ニュートラル」再発表から、4月8日の「買い」発表までの間に、ジャニス・キャピタル・グループ株は5.8%の大幅上昇を展開した。

当然のことながら、「不公平だ。ゴールドマン・サックスは、アナリストの情報を利用して、ごく内輪で儲けているだけだ」、という批判が多い。以前、ゴールドマン・サックスの顧客だったジョージ・クロップファー氏は、こう語っている。

「ゴールドマン・サックスから、豪華なカタログが送られて来ましたが、私のような客は、どうやら食物連鎖の一番下だったようです。」

スティーブン・ストロンギン氏(ゴールドマン・サックス)は、「トレーディング・ハドル」で取り上げられた銘柄情報を得た投資家だけが圧倒的に有利な立場になることはない、と述べている。








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