最高な相場は最悪から悪いへの転換期

今日、株を買っている人たちは、経済は回復するという単なる予想を信じての行動だろうか?S&P社の投資戦略家、サム・ストーバル氏は、こう答えている。

「投資家は、将来の見通しを基に株を買う。実際に発表されたデータを見て、自分の予想が正しかったことが証明されてから株を買ったのでは、既にあまりにもタイミングが遅すぎる。株に投資することは、世界の投資家たちとの競争だから、誰もが先を争って株を買うのが現実だ。」

そして、モルガン・スタンレー・スミス・バーニーの投資戦略家デービッド・ダースト氏は、こんなことを語っている。

「私たちの分析結果を簡単に言えば、相場が極めて悪い状態から、普通の悪い状態に移っているときが株で最高の利益を上げることができる。良い相場が、極めて強い相場に移っているときに買っても、最悪から悪いに移っているときのような利益を上げることはできない。」

下はS&P500指数の週足チャートだ。


やはり3月が底だった、と言う人が多いことだろう。この5ヶ月間で50%の上昇、という強力なラリーが展開されたが、今日の相場環境は最高ではない。

高い失業率、個人消費の冷え込み、パッとしない小売売上高、スランプが続く住宅市場、こんな状態だから職場では株のことなど話題にならない。ダースト氏の言葉を借りれば、最悪に悪い相場環境が、普通に悪い相場環境に変わっただけだ。

あと、この上げ相場は、どれくらい残っているかは誰にも正確には分からない。強気論を主張するアナリストの意見をまとめてみると、年末のマーケットは、現在の位置から更に10%ほど高くなっているという意見が多い。




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