増え続けるローン滞納者数

アーウィン・ケルナー氏が、marketwatch.comのコラムに、こんなことを書いていた。

「多くの経済学者たちは、早ければ今四半期から経済の回復が始まる、という見方を発表している。しかし正確に言うなら、彼らは経済の回復を予想しているのではなく、回復を願っているのだ。」

やはり、そう簡単に経済は上向きにならないのだろうか?米国銀行協会(ABA)からの発表を見てみよう。

今年最初の3カ月間で、200万人を超える米国市民が職を失い、これで景気後退が始まって以来失われた職の数は600万を突破した。この失業問題が主要因になり、2009年度第1四半期、ローンの滞納率が記録的なレベルに達した。 (注:滞納率は、支払いが30日以上遅れている人を対象に計算される。)

「支払いが遅れる最大の理由は失業です。言うまでもなく、仕事を失ってしまえば、月々の光熱費などの支払いにも困ってしまいます。とにかく雇用状況が好転しない限り、滞納率は低下しません。雇用状況は、そう直ぐに良くなるとは思いませんが、人々は出費を減らし貯蓄に心掛けています。」 --- ジェームズ・チェセン氏(米国銀行協会チーフ・エコノミスト)

下記が、各種ローンの滞納率だ。

・住宅担保ローン: 3.03%から3.52%に上昇。

・不動産改善/改良ローン: 1.75%から1.46%に減少。

・自動車ローン(間接融資): 3.53%から3.42%に減少。

・自動車ローン(直接融資): 2.03%から3.01%に上昇。

・ボート/船舶ローン: 2.35%から2.04%に減少。

・RV車ローン: 1.38%から1.52%に上昇。

・トレーラハウス・ローン: 2.96%から3.70%に上昇。

・個人ローン: 2.88%から3.47%に上昇。

バリー・リットホルツ氏(ritholtz.com)は、こう述べている。「滞納率が下がっているローンもあるが、どちらにしても、全体的に見れば相変わらず悪い数字だ。」










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