4つの危険サイン

2008年、0%だった米国消費者の貯蓄率は、今年4月、1995年2月以来の最高値5.7%に達した。金融危機、不景気、高失業率が貯蓄率の大幅な上昇に結びついたようだが、アナリストたちは、こんな節約ムードでは景気回復が遅れる、と発言している。

上はウォールストリート・ジャーナルの記事を要約したものだが、掲示板には、こんな書き込みがあった。

・個人消費が活発な時は、アメリカ人は浪費家だ、馬鹿だなどと批判された。そして貯蓄率が大きく上がった今日、消費者は経済回復の妨げになる、とウォール街のアナリストは言う。いったい我々に、どうしろと言うのだ。 --- クリフさん

・貯蓄は悪い、とでも言っているようなウォール街のアナリストには腹が立つ。5%の貯蓄など十分な額ではない。アメリカは、以前のように海外からの製品を買うことはない。輸出に頼る国家は、この状況に適切に対応する必要がある。 --- ケイトさん

・貯蓄率が上昇しているのは良いことだと思う。多くの人たちは、給料ぎりぎりの生活をしている状態だから、貯蓄を増やすことは将来の個人支出増大に結びつくはずだ。経済の回復は時間がかかる。どちらにしても、オバマ政権やウォール街のアナリストが、私たち消費者の行動を決定することはできない。 --- トッドさん

話を元に戻すが、アナリストが言うように、米国景気回復は予想以上に遅れるのだろうか。トニー・サガミ氏は、こう述べている。

最近好調な株式市場だけに気を取られてはいけない。4つの大きな危険サインが出ているのだから、投資家は、資金を安全な場所に避難させる必要がある。

危険サイン1: ドル安。5月、ドルは6%を超える下げとなり、月々の下げ幅では1985年以来、最高の下落を記録した。

危険サイン2: 1000ドルに迫る金。信用収縮は、まだ解決していない。住宅市場の下げも止まっていない。連邦政府は、更に膨大な国債発行をするしかないから、米国は悪質なインフレに襲われる可能性がある。

危険サイン3: 68ドルに跳ね上がった原油。原油の上昇は、経済の回復を示唆するものではない。ドル安対処として、投資家が原油を買っているだけだ。

危険サイン4: 長期金利の上昇。米国債が売られ、長期金利が上がっている。海外投資家は、明らかに米国債買いに消極的だ。











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