意外な人たちを巻き込んだ不景気

アーミッシュ、という言葉をお聞きになったことがあるだろうか。

Amish: アーミッシュ派の人たち、アマン派、アンマン派。米国ペンシルバニア州に多く居住しているキリスト教の一派。電気、水道、自動車などの現代技術を使わずに生活している。(英辞郎 on the WEBより)

「電気、水道、自動車などの現代技術を使わずに生活している」、という説明で分かるように、彼らは原始的な生活共同体の中で暮らしている。

そしてビックリしたのは、不景気がアーミッシュの人たちに悪影響を与えている、というUSA TODAYの報道だ。

インディアナ州の北部には、約2万人のアーミッシュたちが住んでいる。他州のアーミッシュと違い、彼らの半数は従来のアーミッシュのように農場で働くのではなく、共同体の外にあるRV車を製造する工場で働くことを選んだ。

この不景気でRV車の売上は大幅に落ち込み、工場は従業員を削減。この結果、アーミッシュの人たちも失業という状況に追い込まれてしまった。工場で働いていたアーミッシュ、フリーマン・ウィンガード氏の話によれば、工場から得られる時給は40ドル(約3850円)あり、毎週家族といっしょにレストランでの外食を楽しんだと言う。

失業し、共同体へ戻ったアーミッシュたちは、こんなことを語っている。

「工場は人間をロボット化してしまう。共同体の生活は、工場とは全く違うが、ここでは自ら考えることを要求される。」

「共同体に戻れたことを幸せに思う。しかし、失業ということが起きなければ、私は自ら共同体へ戻ってくることはなかっただろう。」



アーミッシュの家族






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