違った角度から見てみよう

(Bespoke Investment Groupのレポートから抜粋)

株に対する警戒論を発表する人たちは、次の二つを理由にあげている。

1、マーケットは急ピッチに大きく上げすぎた。

2、内部関係者たちが持ち株を売却している。

それでは反論しよう。

S&P500指数は、3月9日の安値から32%という大幅な上昇を記録した。しかし、これは上げすぎだろうか?3月9日を始点にすれば、たしかに+32%になるが、2月9日から計算すれば、S&P500指数は単に2.7%上げただけにすぎない。更に、2009年全体で見れば、S&P500指数は1.1%減だ。

ここ数日間、通常以上の株数が、内部関係者たちによって売られているという報道が続いている。ニュースに共通していることは、ファンダメンタルズを考慮すると、現在の株価は割高であり、先行きに不安を感じる企業経営者たちが持ち株を手放しているということだ。

売りの理由をあれこれ詮索する前に、こういう事実があることを忘れないでほしい。最近、株を売却した内部関係者たちは、2007年8月の約2カ月前、マーケットが天井を形成中に自社株を買っていた経歴がある。更に彼らは、2008年3月、景気後退の初期に自社株を買い込んでいる。ここで質問しよう。下げを予期できなかった人たちが、上げを的確に予想することができるだろうか?








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